ランボルギーニ・アヴェンタドールSが161km/hで走り速度超過でトラックに突っ込み下敷きに→車はレンタカーだったことが発覚。アルファロメオの次世代スーパーカーは「33」とのリークも
これだけの大事故でありながら、ドライバーは軽傷で済んだのが奇跡
2023年7月22日の午後12時32分ごろ、アメリカ・ジョージア州パトロールの州間高速道路75号線にて、ランボルギーニ・アヴェンタドールS(Lamborghini Aventador S LP740-4)が、161km/h以上のオーバースピードにて走行 → 前を走行していた18輪のトラクター用大型トレーラーに追突する大事故が発生しました。
この事故により、アヴェンタドールSを運転していたドライバーがスペンサー・ハイドさん(36歳)であることが特定された、と現地メディアによって報道され、更に片側3車線のうちの2車線(中央車線と右側車線)が事故の影響で1時間半以上通行止めになったとのこと。
161km/h以上で走り、速度超過でありながらドライバーは奇跡的にも軽傷で済んだとのことですが、一体どのような事故だったのか見ていきましょう。
どうやら車高の低いアヴェンタドールがトラックの下敷きになったようだ
こちらが実際に事故したアヴェンタドールS。
画像を見てもおわかりの通り、161km/h以上で走り、更にオーバースピード → 大型トラックに突っ込んだにも関わらず、ドライバーが軽傷で済んだ理由は、トラックのリヤエンド部に追突したのではなく、車高の低いアヴェンタドールSのお陰で衝突を避けながらも下敷きになってしまったんですね。
アヴェンタドールSの全高は1,136mmとかなり低いため、トラック下部のクリアランス部分に上手く進入するかのように突っ込み、コンテナの間に挟まったことで最悪の衝突を回避したのだと予想されています(おまけにシザードアも垂直ではなく斜めに開くので、上手く開けることが出来てドライバーも脱出できている)。
もしも突っ込んできた車が、スポーツセダンやSUVなどのスタンダードな全高を持つ車であれば、フロントが大破するだけでなく、最悪の場合ドライバーは死亡していたかもしれません。
アヴェンタドールSはドライバーの所有物ではなくレンタカーだった
死亡事故が起きなかっただけでも奇跡的ではあったものの、一方で問題となっているのが、このアヴェンタドールSがスペンサー・ハイドさんの所有物ではなく、レンタカーだったということ。
これは海外カーメディアRoad&Trackが報じているもので、スペンサー・ハイドさんは、事故が起きる20分以上前にレンタカー屋さんにてアヴェンタドールをレンタルしたばかりで、そのまま高速道路でかっ飛ばしていたとのこと。
彼はスーパーカーを運転するのが初めてだったらしく、そのあまりの速さにテンションが上がってしまい、気が付けば速度も161km/h以上になっていたそうです。
とはいえ、このような事故を起こしてしまったのは彼に原因があり、いかなる理由であってもオーバースピードで走行したことは許されることではないですし、トラクターを運んでいたトラックの被害額も相当なものだと予想されます。