まるで戦闘機!ノビテックが過激なフェラーリ812コンペティツィオーネをチューン。更にボディ表面を「デザインスケッチ」に見立てた究極のワンオフモデルが競売に登場!
(続き)フェラーリ812コンペティツィオーネを「キャンバス」に見立てた全く新しいワンオフモデルとは?
引き続き、フェラーリの特別モデルとなる812コンペティツィオーネになりますが、今度はフェラーリのチーフデザイナーによるユニークなタッチが加えられたスペシャルオーダーメイド&ワンオフモデルが、チャリティオークションに出品されることが明らかとなりました。
世界限定999台のみ販売されるも即完売した812コンペティツィオーネですが、今回のモデルは「白紙」のコンセプトに触発され、フェラーリスタイリングセンターが「あらゆる新しいモデルの誕生を反映する旅」に乗り出すことをイメージし、「アイデア、洞察、メモ」を黄色のボール紙に見立ててスケッチするという斬新なカラーリングとなっています。
つまり、このワンオフモデルの812コンペティツィオーネは、本作品の基礎が形成されたことを意味する、今までに見たことのないカラーリングとなっています。
812コンペティツィオーネが生まれた「空力の流れ」を、ボディ表面にスケッチ(しかもマットブラックで)
改めてワンオフ仕様の812コンペティツィオーネを見ていきましょう。
ボディカラーは、かなり手入れの難しいマットイエローとなるジャッロ・トリストラート・イエロー。
そのイエローのボディカラーをキャンバスにし、フェラーリのチーフデザイナーであるフラヴィオ・マンゾーニの創造的天才性を宿すデザインや空力がスケッチされています。
この812コンペティツィオーネにスケッチされているラインと輪郭は、フラヴィオ・マンゾーニの心だけで思い描くことができた、繊細さと命が吹き込まれています。
そして、この特別な作品をさらに印象的なものにしているのは、スケッチしているブラックカラーがマットブラックのNero DS Sketchで、チーフデザイナーの最も象徴的なディテールをトレースしているということ。
マットトーン間のこのダイナミックな相互作用は、すでに注目に値するデザインに深みと個性を加えています(その代わり、二度と同じ仕様の個体は作成できないため、失敗は許されない上にボディカラー代だけで数千万円クラスになることは間違いなさそう)。
サイドシルはカーボン素材を使用していますが、サイドシルに描かれた812コンペティツィオーネのサイドシルエットは完全オリジナル(このオプションだけで一体いくらになるんだろう…)。
ちなみにパワートレインは、従来の812コンペティツィオーネと変わらず排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力830ps/9,250rpm、最大トルク692Nm/7,000rpmを発揮します。
こちらは内装になりますが、何とアルカンターラ生地のシートにもスケッチが施されているのですね(体圧分散?)。
おそらく数億円レベルの高額落札が期待される812コンペティツィオーネですが、収益金は全額慈善団体に寄付されます。
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Reference:motor1.com①、②