とんでもないお宝が出てきたな…「世界に1台」しか存在しないラ・フェラーリのプロトタイプモデルが競売に出品へ!予想落札価格は一体いくらになる?
ラ・フェラーリのプロトタイプモデルは全4段階に分けられている
フェラーリが2013年より世界限定499台+1台のみ販売した、最上級のスペチアーレモデルとなるラ・フェラーリ(LaFerrari)。
本モデルが販売されてから10年が経過するものの、そのエクストリームな見た目と存在感、そして他のスーパーカーでは得られないような圧倒的なブランド力と価値は健在ですが、このモデルが発売される前の開発段階にあったプロトタイプモデルが、Mecumオークションにて出品されることが明らかとなりました。
これはモントレー・カー・ウィーク2023でも特別に展示されたプロトタイプモデルですが、元々ラ・フェラーリの開発モデルは全4段階が存在し、今回はその中の第3段階となるF150 Prototipe Preserie PS1という個体になります。
第3段階のラ・フェラーリプロトタイプは、今までオークションに登場したことはなかった
こちらが今回、Mecumオークションに出品される第3段階のプロトタイプモデルとなるラ・フェラーリ。
比較的量産モデルに近いエクステリアで、本モデルが作られた目的は「排出ガスパラメーターが基準値を満たしているかどうか?」を評価するためと云われています。
過去にも、プロトタイプモデルのラ・フェラーリがオークションにて出品されたことはありましたが、今回のようなロッソ・コルサとマットブラックパーツが混同したプロトタイプは全くの初めて(これまではオールマットブラックパーツのラ・フェラーリだった)。
画像でもお分かりの通り、フロントバンパーと広大なリアクラムシェルを含むマットブラックのパーツの存在感はかなり過激。
サイドビューはこんな感じ。
白いビニールの丸い装飾が施され(日本国旗を反転したかのような配色)、足もとのタイヤのサイドウォールには、ピレリのグラフィックが施されています。
そしてホイール部分もチェックしていくと、フロントはシルバー仕上げに対し、リヤはサテンブラック仕上げのシングルスポークタイプとなるフロント19インチ/リヤ20インチの前後異径ホイールを装着。
足回りに関しては、カーボンセラミックブレーキとブラックのブレーキキャリパーをインストール。
量産モデルと同じアクティブ・エアロダイナミクスを装着した珍しい一台
そしてこのモデルの特徴の一つとして、過去に登場したラ・フェラーリのプロトタイプとは異なり、量産モデルと同じアクティブ・エアロダイナミクスがすべて備わっているため、走りにおいても高いパフォーマンスを提供します。
ドア開閉はもちろん、ルーフまで開くディヘドラルドアを採用しています。
空力特性を考慮したロングなフロントオーバーハングもラ・フェラーリの特徴の一つ。
言わずもがな車高ももちろん低いため、フロントリフターで車高を上げても、ちょっとした段差でフロントストレーキやフロントリップを擦ってしまいますから、中々街中にて走らせるのは大変な一台です。