ランボルギーニ・アヴェンタドールや日産GT-R R35、フェラーリ、アストンマーティンなどを輸送していたトラックが横転→被害総額は「1.4億円以上」か

やはり車を輸送するのは様々なリスクが伴う

2023年8月23日(水)の19時57分、イギリス・ケント州ファーニンガム近郊のA20道路にて、フェラーリやランボルギーニ、アストンマーティン、ベントレー、日産といったスポーツカー/スーパーカー/ラグジュアリーカーなどの計9台を積車した大型トラック(トランスポーター)が横転する大事故が発生しました。

想像するだけでも背筋が凍るような強烈な横転事故ですが、幸いなことにトラックを運転していたドライバーは軽傷だったものの、スーパーカー等9台が横転したことで損傷レベルは大きく、なかには廃車となる個体もあるため、被害総額にすると100万ドル(日本円に換算して約1.4億円)以上になることが予想されています。

一体どのような事故だったのかチェックしていきましょう。


これは横転してしまったドライバーも「人生終わった…」と思っただろうな

こちらが今回、イギリス・ケント州ファーニンガム近郊のA20道路にて、スーパーカー等9台を積んだトランスポーターが横転した事故現場。

上の画像を拝見するだけでも、右からジャガーFタイプ(Jaguar F-Type)やランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador LP700-4)、フェラーリF430?らしき個体が確認できますね。

こちらは、左からカスタマイズされたメルセデスAMG GTとBMW 3シリーズ(E92)。

こちらはトランスポーターが転倒した反動で公道へと放り出されたベントレー・コンチネンタル(Bentley Continental)。

画像では確認が難しいですが、この他にもアストンマーティンDB11や、F430以外のフェラーリモデルも被害を受けているとのこと。

そしてこちらは日産GT-R R35。

ちなみに、この積車に積まれている個体は、トラックデイや高級スポーツカーでの運転体験を提供するイギリスを拠点に置くエブリマン・レーシングのデモカーとのこと。

これらの車両は走行会に使用され、事故発生時はグッドウッドにある別の走行会に向かう途中でした。

同社はHGV(重量物運搬車)のドライバーであるリチャード氏が、「他の道路利用者が巻き込まれていればもっと悲惨な事故になっていた危険性があるため、今回の事故は、そういった危険を回避できたことは良かった。そしてトラックを運転していた彼も軽傷で良かった」説明しています。

ちなみにエブリマン・レーシングは、今回積車していた車以外にも200台以上のスーパーカーを所有しているため、ここでひどく損傷したり、廃車になった9台は全体のほんの一部。

ほんの一部だからといって、保険金請求額は多額になることは免れませんし、ランボルギーニ・アヴェンタドールやベントレー・コンチネンタル、アストンマーティンDB11だけでも、合計で60万ドル(日本円に換算して約8,800万円)をはるかに超えることが予想されます。

2ページ目:輸送していた納車直前のフェラーリSF90ストラダーレやトヨタGRスープラも大変なことに?!