【悲報】トヨタ新型ライズHEV/ダイハツ・ロッキーHEVの不正問題が長引き受注取消しに!更に2023年10月6日時点での最新工場出荷目途一覧を更新

「あと少しで納車!」という方も注文を切替るように促しているようだ

2023年5月、AセグメントSUVでシリーズハイブリッドe:SMARTシステムを採用したダイハツ新型ロッキーHEV(Daihatsu New Rocky HEV)と、そのOEMモデルとなるトヨタ新型ライズHEV(Toyota New RAIZE HEV)が、不正認証試験を実施していたことについて。

これは社内での点検を行う中で、両モデルのハイブリッド(HEV)車のポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きに不正がある事が判明したため、2023年5月19日より出荷・販売を停止したことで大きな話題となりました。

この不正認証があってから、両モデルは販売並びに生産・出荷、そして納車を直前に控えていた車両に関しても、全て停止となったことをお伝えしましたが、あまりにも長期間並びに停止期間が長いことから、受注を取り消しにしていたことが判明しました。


「あと1日で納車!」予定だったユーザーからすれば理不尽でお粗末すぎる内容

国内オンラインメディア日本経済新聞の報道によると、「小型多目的スポーツ車(SUV)ライズで、顧客から既に受けた注文を取り消すことが分かった。ダイハツ工業のロッキーも同様で、認証手続きに関する不正に伴う調査が長引き、出荷できない状態が続いているためだ。販売店では顧客に対して別車種に注文を切り替えてもらうように呼びかける。」とのことで、注文を取消すのは、ライズとロッキーのハイブリッド車(HEV)であることも明らかにしています。

ちなみにこの問題について、上の記載には「顧客から既に受けた注文を取り消す」という風に記載していますが、実際に私がいつもお世話になっているトヨタディーラーとダイハツディーラーに取材させて頂いたところ、どうやら「納車を直前に控えている車両、つまりは、既にディーラーに入庫していて、車両登録も完了していた個体」に関しても、取り消し並びに別車種の注文に切り替えるように促しているそうです。

あまりにも理不尽過ぎる内容と言いますか…

なかには「納車まであと1日!」と待ち望んでいた方もいらっしゃったかと思いますが、まさかこのタイミングで販売・生産・出荷・登録中止となるなど誰も予想していなかったですし、そもそも不正など行っていなければ、ここまでユーザーの期待を裏切り、信頼を失墜させるような行為にならなかったのでは?と思ったりもします。

無理やり受注取り消しをしながらも、メーカーからのサポートやケアは一切無し

なお、納車されなかった場合のメーカーからの具体的なサポート・ケアについては特に無く、あくまでもディーラー側が納車待ちの顧客に対して別の車種に注文を切り替えるというだけの対応になるそうで、ディーラー側も特にこれといった「特別なアフターサービスなどは聞いていない」とのことです。

果たしてこれだけの対応で、「わかりました。それでは別の車種を検討します」とすんなり受け入れてくれるのかも疑問に思う所ですし、奪われた時間はもう戻ってこないわけで…メーカーとユーザーの板挟みになっているディーラースタッフにもケアするような対応が、メーカーから一切見られないのも問題だと思います(大企業の名に胡坐をかいた、メーカーの怠慢が見られるのは残念)。

2ページ目:ダイハツの2023年10月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧も更新!

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