トヨタ車体がJMS向けに新型ハイエースBEVや新型ヴェルファイア・スペーシャスラウンジなどを発表へ!更にTJクルーズを彷彿とさせる謎のクロスバンも?

トヨタ車体が何とも魅力的なコンセプトカーを発表するようだ

2023年10月25日のプレスデーより開催予定となっているジャパンモビリティショー2023ですが、今回トヨタ車体がコンセプトカーをメインとした出展概要を明らかにしました。

トヨタ車体は、”すべての「はこぶ」をミライへ”をテーマに、以下のコンセプトカー3台とレストア⾞1台を出展するとのこと。

➀グローバル・ハイエースBEVコンセプト(Global Hiace BEV Concept)

②クロスバン・ギアコンセプト(X-VAN Gear Concept)

③ヴェルファイア・スペーシャスラウンジコンセプト(VELLFIRE Spaciaous Lounge Concept)

④初代ハイエースのレストア車


➀グローバル・ハイエースBEVコンセプト(Global Hiace BEV Concept)

早速、トヨタ車体の出展車両を見ていきましょう。

まず一つ目は、トヨタ・ハイエースをベースにしたピュアEVコンセプトカーのグローバル・ハイエースBEVコンセプト。

ボディサイズは、全長5,280mm×全幅1,950mm×全高1,990mm、ホイールベース3,210mmとかなり大柄ながらも、何と乗車定員は「1名のみ」とかなり思い切った仕様に。

そのため、最大荷室長さは3,490mmで、荷室幅は1,715mm、荷室高は1,270mmとかなり充実したスペースを確保しています。

本モデルについてトヨタ車体は、「先進的なデザインと大空間、使いやすさを兼ね備えた次世代BEVバン」と説明していて、以下の特徴を挙げています。

◇多様化するドライバーに配慮(静粛性・乗降性、最小回転半径 5.5m)

◇使いやすさの追求(フラットフロア、ウォークスルー、荷物を楽に移動できる専用カート)

◇助手席エリアをカーゴスペースとし、約3.5mの⻑尺物を積載可能

◇コネクティッドを活用した配達効率向上(配送ルートの最適化、次に配達する荷物の積載位置表示)

②クロスバン・ギアコンセプト(X-VAN Gear Concept)

続いてのコンセプトモデルは、クロスバン・ギアコンセプト(X-VAN Gear Concept)。

ボディサイズは、全長4,695mm×全幅1,820mm×全高1,855mm、そして乗車定員は6人なので、立ち位置としては新型ノア(New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)と新型アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)の中間的な立ち位置になりそう。

道具感満載のエクステリアデザインで、SUVテイストながらもバンにも見える不思議なスタイリングを持ちますが、おそらく競合モデルは三菱デリカD:5だと予想されます。

これってTJクルーザーの再来?

画像を見てお気づきの方も多いかと思いますが、その見た目はまるでTJクルーザーを彷彿させるような道具感で、何れ市販モデルとしても登場しそうな期待感もあったり(国内自動車情報誌ベストカーさんは、散々TJクルーザーは販売されると云ってきましたが…)。

ちなみに本モデルに、トヨタ車体は「多様化するライフスタイルに合わせ、すべての人が人⽣を楽しむ次世代のキャブワゴン」と説明しており、基本的には”多様化するライフスタイル”を主眼に置いているようにも思えたり。

この他の特徴については以下の通り。

◇乗用ミニバンの大空間とSUVのアクティブスタイルを両⽴した新しいカテゴリー

◇シンプルにまとめた運転席まわり、明るくソファーのようなシートと開放的な天井でリビングのような室内

◇Bピラーレスによる大開⼝ドアから、⾃転⾞や釣り竿などの趣味のアイテムの積み下ろしが可能

◇3列シートで助手席を回転したり、2列目をテーブルにしたり、使用用途に合わせ6つのパターンのシートアレンジ

2ページ目:新型ヴェルファイアをベースにした最上級グレード・スペーシャスラウンジコンセプトとは?