トヨタ新型ランドクルーザー300の予約キャンセルが更に増えている模様。その背景には「他の新型ランクルの購入条件を満足」するため?光りものカスタムも改めてチェック

正直、今のトヨタの新車の売り方は好きになれないが、それでも欲しいと考えるユーザーは沢山いるのだと思う

2021年8月に発表・発売されて2年以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)。

本モデルが発表された直後は、全国からの累計受注数が3万台を突破するほどの勢いで、納期も2年~3年ほどと言われ、その後に昨今の諸事情による部品・半導体の供給不足が重なったことで「4年~6年」といった、とても車を売るような納期ではありませんでした。

ただ、あれから月日がたって徐々に各自動車メーカーの部品・半導体の供給が安定的に戻ってきたのか、既存ラインナップモデルの納期も短縮されて、ランドクルーザー300に関しても「当初の予定から1年以上納期が短縮された!」などの投稿も見受けられました。

その一方で、どのタイミングで納車されるかが「まだまだ分からない(未定)」トヨタディーラーもあるそうで、その関係で予約・オーダーをキャンセルするユーザーも少なくはないそうです。


次の新型ランドクルーザー70やランドクルーザー250の販売条件に合わせて、既にランクル300を予約キャンセルする人も

前回のブログでもお伝えしましたが、私がお世話になっているトヨタディーラー4店舗では(4店舗ともに販売チャネルが異なる)、2023年11月に一部改良版・新型ランドクルーザー70(New Land Cruiser 70)が再再販売され、2024年夏頃には新型ランドクルーザー250が発表・発売される予定で、これらのモデルに備えるため、既に予約していたとされるランドクルーザー300のキャンセルが相次いでいるとのこと。

特にランドクルーザー250は、ランクル300と同じラダーフレームベースのTNGA-Fプラットフォームが採用され、ボディサイズもランクル300に近く、それでいてエンジンは直4ベースのガソリンとディーゼルの2種類がラインナップされるため、価格帯や維持費含めて幅広いユーザーからの注目を受けています。

未だ具体的なグレードや価格帯が明らかになっていないにも関わらず

・ランクル300がいつ納車されるかわからない

・ランクル300が納車されるタイミングで、ランクル250が発売されると都合が悪い(おそらくランクル300の保有期間と売却のタイミングの絡み)

・トレンドや装備内容の充実度、価格含めての総合的なバランスで見ても、ランクル250はコスパが高そう?

という判断から、(かなり気が早いとは思いますが…)既にランクル250の購入を検討しているお客さんが多数いらっしゃるとのこと。

ランドクルーザー300との同時所有を許さない売り方(抽選条件)もあるようだが…

この他にも、2023年11月29日に発表予定の新型ランドクルーザー70も、前回のブログでもお伝えした通り、販売店によってはあまりにも厳し過ぎる販売条件・制約があるために、その中の一つには「ランクル70とランクル250の両方を購入することを禁止(どちらかを購入したら、一方は抽選に申し込める権利を持てないという意味合い)」といった、あまりにも無茶苦茶な内容も。

この他にも、「ランクル300の納車待ちの方、もしくはランクル300を既に所有されている方は、ランクル70の抽選に申し込む権利が得られない」といった条件を設けているディーラーもあるそうで、限定でもない車に対して、ここまで独禁法に抵触するかもしれないやり方が適用されるのだろうか?といった疑問もあるものの、その理由も「ランクルブランドを守るため」というよりかは、「メーカーからのペナルティにより、今後の販売が不利にならないためのディーラー側の保身」だと推測。

そこまで価値のある車とは到底思えないですし、私もこのような売り方を自然と促してしまうようなメーカーの価値観にはとても付いていくことなどできないため、今後カタログモデルに対して抽選を実施するような売り方をする新車・新型車に関しては、可能な限り購入しない意思を示すつもりですが、反対に抽選しなくなるような時がいつ来るのかも気になる所です。

判断の良し悪しはそのユーザーにしか判断できない。だからこそ悔いのない判断を!

少し話は逸れてしまいましたが、私がお世話になっているトヨタディーラーでもランドクルーザー300のキャンセルが相次いでいますが、その背景には「ランクル70やランクル250の発売に向けた準備」だとは思うものの、ランクル300をキャンセルしたからといって必ず購入できるとも限らないですから、その選択が吉と出るか凶と出るかは、そのユーザーの判断次第だと思いますし、自身が納得して判断しているのであれば、何が正解で不正解かはその人が決めることだと考えています。

2ページ目:新型ランドクルーザー300に追加カスタムした光物系をドローン空撮でもチェック!