価格はトヨタ新型ヤリスクロス1台分!フェラーリ296GT3の8分の1スケールモデルが販売中!世界で初めてクリスマスツリーを運ぶモンツァSP2がスパイショットされる
本物のレーシングカーと見間違える程に完成度が高過ぎるレプリカモデル
フェラーリのエントリーリヤミドシップスーパーカー296GTB。
フェラーリ初となるV型6気筒ツインターボエンジン+プラグインハイブリッド(PHEV)を採用した新世代スーパーカーで、このモデルをベースにレーシング仕様にアップデートしたのが296GT3となります。
今回、この296GT3を8分の1スケールに縮小されたレプリカモデルが販売されているわけですが、その価格帯がトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)1台購入できるほどに高額で、しかし本物と見間違えるレベルの完成度の高さ。
一体どのような内外装に仕上げられているのかチェックしていきましょう。
アマルガムコレクションが製作した、296GT3の8分の1スケールモデル
こちらが今回発表された、8分の1スケールサイズのフェラーリ296GT3。
パッと見た感じは、サーキット場を走行できる本物のレーシングカーのように見えますが、実際は本物のサイズよりも8分の1のコンパクトなサイズに仕上げられたアマルガムコレクション(Amalgam Collection).
ちなみに、このモデルを製造するAmalgam Collectionは、1998年以来、フェラーリと緊密な協力関係を築いてきたメーカーで、この新しい協力関係の延長として、現在のフェラーリ製スポーツカー/スーパーカーの1:12スケールや1:8スケールの限定モデルを提供しています。
直近のモデルだと、フェラーリ・ローマ(Ferrari Roma)や812スーパーファスト(812 Superfast)、SF90ストラダーレ(SF90 Stradale)、296GTBといった12分の1スケールモデルを発表・発売してきましたが、よくよく考えてみると8分の1スケールにサイズアップした296GT3はかなりの希少モデル。
細部のデザインはもちろんのこと、何とタイヤの素材までも本物のメーカーから供給
画像でもお分かりの通り、そのサイズ感に対してのディテールの作りは本物と同じく忠実に再現されており、フロントフェイスの端にあるウイングレットの位置関係や角度も本物と同じ。
ベント付きフェンダーも装備され、エレガントな曲線を描くアームにサイドミラーが装着されていますが、そのバランスや形状もそのまま再現。
足もとには、ピレリ製のレースタイヤを装着していますが、どうやらこのコンパクトなタイヤゴムも、ピレリから供給された本物のタイヤだとか…。
果たしてこの小さなタイヤ代だけでいくらするのでしょうか。
製造台数は199台のみ!顧客のリクエストに合わせてボディカラーなども変更可能
ダクト拭きのフロントフードから、メタリック感のあるボディカラーと縦基調のアクセントブラックなど、この辺りのカラーコードも実際のフェラーリのカラーを使用しているとのことですが、8分の1スケールでここまで完成度の高い車に仕上げられたら、数十万円クラスで販売するのが勿体ないレベル。
ちなみに全長は559mmと非常に伸びやかで、フェラーリの実際の車のCADデータを使用して作成されたため、プロポーション含め細部のデザインは本物と全く同じ。
製造台数としては、世界限定199台のみと限られていますが、アマルガム・コレクションによると本モデルの部品を製造するためにさまざまな鋳物や金型を作成しているとのこと。
全体の開発プロセスに3,000時間かかり、すべての部品を製造すると各モデルの組立てには300時間かかるそうです。
エクステリアだけでなく、車内も忠実に再現されており、ベルトやストラップ、各種スイッチ類、シフトノブ、そしてレーシングカーの特徴の一つでもあるスイッチが無数に供えられたステアリングホイールも搭載。
8分の1スケールなのに、本物のヤリスクロスが1台購入できる価格?
最後に、本モデルを製造するに辺り、今回はレッドのボディカラーにペイントされていますが、どうやら顧客の要求に合わせて異なるボディカラーにもペイントできるのだとか。
そして気になる価格帯ですが、驚きの18,090ドル(日本円に換算して約258万円)とのことで、それに見合うだけのコストがかかっていて完成度や満足度も十分に高そう。
そしてこの本体価格に約10万円ほど追い金すれば、本物のトヨタ新型ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)GR SPORTが1台購入できる価格設定になっているのも、中々にユニークだと思います。