えっ、発売前から納期「6か月」?フルモデルチェンジ版・ホンダ新型アコード(CY2)の受注は好調。新型フリードは3列目シートの特許絡みでトラブル?

やはり新型アコードe:HEVを待ち望んでいたファンも多かったようだ

2024年3月7日に発表/同月8日に日本にて再び発売予定となっている、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型アコード(Honda New ACCORD, CY2)。

前回のブログにて、本モデルのグレード別価格帯をどこよりも早く公開し、見積もり内容も公開しました。

生産元はタイ工場のままですが、今回日本向けとして販売されるのは排気量2.0L 直列4気筒エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッドe:HEVの一択のみで、ガソリンモデルの設定は無し。

駆動方式も前輪駆動[2WD]のみ、グレードも2.0L e:HEVの一択になりますが、価格帯は先代CV3よりも80万円ほど値上げする5,449,400円(税込み)となっています。


新型アコードは発売前から既に納期6か月?

かなり思い切った価格設定での販売予定となっている新型アコードですが、私がいつもお世話になっているホンダディーラーの情報によると、生産元がタイということもあり、生産台数に限りがあるとのことから、販売エリアによっては「販売チャネル全体で月に1台」ペースの振り分けになっているところもあるとのこと。

つまり、〇〇県のホンダカーズ1チャネルに対して、アコード1台だけが振り分けられることになるため、1チャネルの中にあるA支店~F支店のなかで、一番最初に予約を受け付けた支店もしくは、抽選にて選出するなどの対応が取られるとのことですから、ある意味ではかなり狭き門になりそう。

ホンダディーラー曰く、今回のアコードは北米市場などを優先して生産する考えがあるそうで、日本ではハイブリッドe:HEVの1グレードのみで、月産計画も数百台規模とかなり少ないとのことから、発売直後から長納期化することが考えられるそうです。

2023年12月上旬より先行予約を受け付けている状態ですが、既に計画を上回る予約・受注が入っているそうで、同月下旬時点では「納期6か月以上」との回答だとか。

早くとも2024年6月以降の納車になるとのことですから、本格的にアコードの購入を検討されている方は、早めにホンダディーラーにて相談していただくことをおススメします。

競合モデルは、日本を代表するクラウンやカムリが対象に

競合モデルとしては、一部車種の駆動方式は異なれど、トヨタ新型クラウンセダンHEV(Toyota New Crown Sedan)や、レクサスIS300h、トヨタ・カムリ(Toyota Camry)が対象になるとのことで、これから徐々に淘汰されていくかもしれないセダン市場を元気づける意味でも、ホンダとしてはアコードでの失敗は許されないところ。

【(2024年)新型アコードe:HEVの価格帯一覧(10%税込み)】

◇アコードe:HEV:[2WD]5,449,400円


[先代CV3型アコード]

◇EX:[2WD]4,650,000円


[トヨタ・クラウンセダン]

◇2.5L HEV Z:[2WD]7,300,000円

◇FCEV Z:[2WD]8,300,000円


[レクサスIS300h]

◇ベースグレード:[2WD]5,560,000円

◇F SPORT:[2WD]5,810,000円

◇version L:[2WD]6,010,000円

◇特別仕様車F SPORT Mode BlackⅢ:[2WD]6,310,000円


[トヨタ・カムリ]

◇X:[2WD]3,495,000円

◇G:[2WD]3,804,000円

◇WS:[2WD]3,947,000円

◇Gレザーパッケージ:[2WD]4,374,000円

◇WSレザーパッケージ:[2WD]4,484,000円

もちろん、装備内容がかなり充実している上に、日本市場向けのホンダのラインナップでは初となるHonda SENSING 360が標準装備され、更にはGoogleビルトインシステム付となる12.3インチのHonda CONNECTディスプレイオーディオ、ヘッドアップディスプレイなどが搭載されることを考えると、価格帯が大幅に高くなってしまうのは致し方ないところ。

あとはホンダ自身が新型アコードの魅力をどれだけ上手く伝えることができるか?だと思いますし、ニッチな市場とはいえ、どれだけプロモーションに上手く力を入れられるかにも注目です。

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