こんなのトラウマになりそう…ポルシェ・タイカンのヘッドライトが盗まれる事件が発生!「走行距離0km」のランボルギーニ・シアンロードスターが転売
一瞬「CG」と見間違える程に凄惨な状態に…
ポルシェのピュアEVモデルでお馴染みとなるタイカン(Porsche Taycan)。
本モデルをベースにしたステーションワゴンスタイルのタイカンクロスツーリスモ(Taycan Cross Turismo)のマトリックスLEDヘッドライトが盗まれる事件が発生しました。
車関連の盗難といえば、車両本体もしくはタイヤホイールの盗難をイメージしますが、今回はかなり珍しい「ヘッドライト」。
ちょっとトラウマになりそうな盗難後のタイカンクロスツーリスモが撮影され、アメリカの大手掲示板サイトRedditに投稿され話題となっています。
被害額は数万ドル…こんな姿は見たことが無い
こちらが今回、ドイツ・デュッセルドルフの公道にて発生した、ポルシェ・タイカンクロスツーリスモのヘッドライト盗難被害を受けた後の写真。
ヘッドライトユニット周りのボンネットパネルやフロントフェンダーパネルがむしり取られるようにめくれてしまい、そのやり方はあまりにも強引。
これまでの盗難被害のなかでも、トラウマ級に惨い姿かと思われますが、被害額は数万ドルになると予想されています。
別の角度から見ていきましょう。
本モデルのオーナーによって撮影された外観を見ていくと、「なぜそこまでしてヘッドライトを盗む必要があったのだろうか…」「オーナーに対して何か恨みでもあるのだろうか?」と思わせるような凄惨な姿。
なおヘッドライトの盗難は、オーナーが眠っている夜中に発生している可能性が高く、ヘッドライトを盗む上で鋭利な刃物もしくは工具を使ったのかもしれません。
ヘッドライトユニット以外は何も盗まれていない模様
ただ今回の状況を見るに、車両ではなくヘッドライトユニットのみということであれば、車内にドライブレコーダーが搭載されていれば「犯行の現場が撮影されているのではないか?」と推測。
さすがにこのクラスのモデルを所有するオーナーであれば、ドライブレコーダーは所持しているものと考えたいですが、駐車中の録画機能が搭載されていなければ絶望的かもしれません(あとは街中に搭載される監視カメラなどが頼り)。
なぜ車両本体やアルミホイールではなく「ヘッドライト」を盗んだのか?
そして、ここでちょっと気になったのは「どうしてヘッドライトのみ盗んだのか?」ということ。
盗難被害を受けたタイカンクロスツーリスモの写真を見る限りだと、車内や他のボディパネル、足もとのアルミホイールは無傷のまま。
海外カーメディアの報道によると、過去にアメリカでもタイカンのヘッドライトが盗まれる事案が発生し、その後オークションサイトeBayにて出品されたことも。
そのときの価格帯としては、1セット辺りの中古ヘッドライトユニットの価格が4,390ドル(日本円に換算して約65万円)で、新品未使用のヘッドライトユニットともなると8,780ドル(日本円に換算すると約130万円)にも上り、一部窃盗集団のなかではヘッドライトを盗んでパーツとして転売した方が儲かりやすいと考えているのかもしれません(タイヤホイールと違ってコンパクトなので扱いやすい?)。
何れにしても、今回の盗難は決して許されるものではなく、一刻も早く犯人が捕まることを願うところ。
盗難被害を受けたオーナーは、保険を使ってディーラー経由で新品のヘッドライトを購入・修理することになりますが、その修理費用もとんでもない額になるかもしれませんね。