森で2年間も放置されたアキュラ(ホンダ)初代NSXが発見される→オールアルミボディのお陰で”錆び”は無し→ネズミの影響で悪臭漂うも新品同様の美しさへと仕上げる
世界にはまだまだ貴重なスポーツカーやクラシックカーが眠って(放置されて)いるかもしれない?
世界では、納屋や倉庫、森林にて放置されている車両などがありますが、今回は冬の森にて、ホンダのアメリカ法人であるアキュラ初代NSXが2年間も放置されていたところを発見。
今回このモデルを発見したのは、アメリカでは有名なディテーリング企業であり、YouTubeにて世界の倉庫や納屋、森林にて発見した珍しい車を新車状態へと仕上げていくWD Detailing。
WD Detailingといえば、アメリカの倉庫にて7年間も放置されたスバル・インプレッサWRX(Subaru Impreza WRX)を発見し、新品同様の姿へと仕上げた動画が大きな話題となりました。
今回のNSXの動画も大きな注目を浴び、2024年2月13日時点で224万再生を記録しています。
アメリカの森にて放置されていた初代NSXを見ていこう
コチラが今回、アメリカの森にて2年間放置されていたところを発見されたアキュラ初代NSX(過去には、ロシアの森林にて放置されたNSXが発見されたこともある)。
ボディカラーはオールブラックのシンプルな個体で、量産車としては初めてオールアルミボディを採用した非常に珍しい個体です。
国内外共に希少なスポーツカーとして注目され、ノーマルモデルでも競売にて1,000万円~3,000万円で落札されるほど、コレクターの間では人気のある一台です。
何と2年間放置されていたにも関わらず、エンジン始動が可能!
そんな大人気の初代NSXが、2年間森にて放置され、しかも真冬で雪が積もった状態でありながら、一番驚いたのはバッテリー上がりせずにエンジン始動可能だったということ。
そもそもどういった経緯で放置され、なぜWD DetailingがNSXのキーを所有しているのかも不明ですが、ボディはオールアルミ製ということもあって錆びなども無し。
エンジン始動も問題なく、しっかりとアクセルで吹かしながら暖気していきますが、路面は多少の泥濘と積雪の関係で、ノーマルタイヤだとスリップして中々前に進めず…
スリップしながらも、何とか積車へと自走していくNSX。
ガソリン残量やガソリンの品質なども気になる所ですが、まさか2年間エンジンもかけずに放置したにも関わらず問題なく自走できるとは…(エンジン始動する前に、バッテリーを新品に交換していたとか?)
とりあえず積車へとNSXを運んでいき、準備も完了。
これはイヤな予感…車内からネズミが出てきた
積車中にNSXが動かぬよう、ワイヤーロープなどで固定していると、何とNSXの車内からネズミが登場。
長いこと車内に住んでいたのかは不明ですが、そうなると不安になるのは糞尿による異臭。
前回の7年間放置されたスバル・インプレッサWRXにも、ネズミが長期間住んでいたことが判明し、ダッシュボードなどに大量の糞尿が溜まり、とてつもない異臭が発生していたことも取り上げられていましたね。
とりあえず作業場へと移動→外せるパーツを外して汚れやゴミを徹底除去
そしてここからは、WD Detailingの作業場へと運んできたNSXをキレイに仕上げていきます。
まずはタイヤやリヤスポイラーなど、取り外せるものを全て外し、細部の汚れなどを除去していきます。
フロントワイパー付近には、落ち葉などが大量に残っていたため、掃除機を使って丁寧に除去していきます。
そしてあまり開けたくないトランク部分もオープン。
トランクにネズミの住み家を発見
やっぱり出てきたネズミの巨大な住み家(巣)。
中には大量の糞尿が溜まっているため、強烈な異臭を発していたそうですが、幸いこれ以上の巣は無かったとのこと(画面から臭いが出てこないのは唯一の救い)。
こんな感じで取り外せるものをどんどんと外していきます。
こちらはエンジンルーム。
落ち葉などが入り込んでいるため、可能な限りで掃除機で除去していきます。