マイナーチェンジ版・日産の新型ノート(E13)の販売不振が続き遂に出荷目途も「1か月」に!日産が2024年2月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新!

日産の主力モデルの多くが短納期となっているものの、一方で予期せぬ形で短縮しているものも?

日産が定期的に更新している既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年2月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新しています。

ただその前に、私がいつもお世話になっている日産ディーラーより得られた、既存モデルの最新納期情報などをチェックしていきたいと思います。

特にデザイン面で賛否が大きく分かれるマイナーチェンジ版・新型ノートe-POWER(Nissan New Note e-POWER, E13)の納期に変化が出ているとのことですが、どのように変化しているのか見ていきましょう。


マイナーチェンジ版・新型ノート(E13)は販売不振なのか納期は最短に

まずは2023年12月に発表されてから何かと話題になっている、マイナーチェンジ版・新型ノートe-POWER(New Note, E13)。

フロントマスクを組子調グリルからボディ同色もしくはダークメタルグレードの水平基調グリルに変更したことで、よりデザインは近未来的でピュアEVのような顔つきになったものの、一方で「マイチェン前の方が良かった」「デザインがダサくなった」といったコメントがSNSなどにも挙げられています。

2024年1月末より本格的に発売がスタートし、ユーザー向けの納車も進んでいるとのことですが、やはりデザインが大きく変更されたことにより、ノートよりも現行ノートオーラ(New Note Aura)の方が売れ行きは好調とのこと。

マイナーチェンジ前のノートを求めるお客さんも

その関係もあってなのか、新型ノートの2024年2月下旬時点での納期は「1か月~1.5か月ほど」と大幅に短縮されているそうで、ボディカラーや内装の組合せ、そしてオプションの組合せ次第では、ディーラーでの見込み発注分や在庫車両なども多く残っているとのことで、即納も可能になっているそうです。

そしてこれも複雑な状況ではありますが、どうやらマイナーチェンジ後から、ユーザーからは「マイナーチェンジ前のノートは売ってますか?」といった問い合わせもあるそうで、これもボディカラーや内装カラー、オプションの組合せ次第では在庫車両も確保されているそうで、マイチェン前の在庫車両の注文もコンスタントにあるようです。

セレナは圧倒的にe-POWERハイウェイスターの注文が多く、納期も2か月~3か月ほど

続いては、日産のミドルサイズミニバンでお馴染みとなる新型セレナ(New Serena, C28)ですが、こちらはやはりe-POWERハイウェイスター(Highway Star)の受注が多いそうで、特に2024年1月~2月下旬にかけての割合としては7割~8割がe-POWERハイウェイスターに集中しているそうです(具体的な販売台数までは確認できていない)。

セレナ(C28)もコンスタントに受注を獲得していますが、納期自体は特に後ろ倒しになっていないとのこと。

e-POWER LUXIONは、やはり価格帯がネックのようだ

ただその一方で、最上級グレードとなるe-POWERルキシオン(LUXION)は苦戦しているそうで、ハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0が搭載されているとはいえ、年会費2万円以上を支払う必要がありますし(最初の約半年は無料お試しキャンペーン付)、何よりも車両本体価格が約480万円と非常に高額で、総支払額だと500万円を優に超えてしまうことを考えると、中々ファミリー世代からすると手の届きにくい車となっているようです。

なお、e-POWERルキシオンの納期は、2024年2月下旬時点で購入・契約した場合は、約3か月~4か月と、他グレードに比べて若干納期が遅れているそうです。

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