【悲報】豊田自動織機の不正絡みで新型アルファード/ヴェルファイア等の生産停止継続が決定。トヨタが2024年2月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

ようやく部品・半導体の供給が安定的になってきたのに、一部製品不正の影響で「売る車が無い」状態に

トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年2月「3回目」となる最新工場出荷目途一覧が更新されています。

一時期の部品不足や半導体不足による長納期問題は解消の方向に進んでいるものの、ダイハツや豊田自動織機の度重なる不正問題の影響により、製品出荷停止などで再び長納期もしくは受注停止に。

つまりは、トヨタディーラー側からすると「売る車が無い」状態が続いているわけですが、果たしてどのタイミングで「欲しい時にすぐ車が買える」時代が戻ってくるのでしょうか。


残念ながら豊田自動織機のディーゼルエンジン不正問題の影響は、まだまだ長引きそうだ

まず一番残念な情報が、共同通信で公開された豊田自動織機によるディーゼルエンジン不正問題による工場稼働停止や製品出荷停止、販売停止等の期間が延期になったこと。

2024年2月23日に共同通信が公開した情報によれば、豊田自動織機のエンジン認証不正を受けて、完成車の生産を停止している2工場2ラインについては、同年3月1日まで停止を継続することを明らかにしたそうです。

休日を挟んで3月4日に稼働を再開するかどうかについては、3月1日をめどに判断するとしていますが、必ずしも稼働再開されるとも限らないため、このままユーザー向け納車がどんどん長引いてしまう恐れもあるかもしれませんね。

ちなみに停止を続けるのは、トヨタ車体・いなべ工場と岐阜車体工業本社工場の各1ラインで、新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)や、ハイエース(Hiace)などの生産に影響が出ているとのことです。

新型クラウンスポーツは意外にも先行受注に切り替わっていた

続いて、2023年12月19日に発売されて2か月以上が経過した新型クラウンスポーツ(New Crown Sport)ですが、こちらは一部のトヨタディーラーでは抽選販売を実施しているところが多かったかと思いますが、私がお世話になっているトヨタディーラー4店舗では、いつの間にか抽選ではなく先着順でのオーダーへと切り替わっていました。

理由としては、(あくまでも私がお世話になっている販売店での情報ですが)想定を下回る受注だったことや、2024年6月以降に発売予定となっている新型クラウンエステート(New Crown Estate)を検討するユーザーが多いとのことで、意外にもクラウンスポーツの人気はそこまでではないとのことでした。

クラウンエステートの発売延期の理由としては、車両開発の最終段階で時間がかかっているとのことで、品質向上を優先するためにこのような決断を下したそうです。

なお新世代クラウン群の発売延期に関しては、これまでクラウンクロスオーバーやクラウンスポーツ、クラウンセダンと立て続けに繰り返してきたため、エステートも延期することは大方予想通りで、おそらくは海外市場向けの生産優先や注目度を高めるためことが本来の理由ではないかと推測(車両開発の最終段階で時間がかかっているという理由は、あまりにも適当すぎる内容)。

2ページ目:そろそろトヨタの工場出荷目途にて記載される「詳しくは販売店にお問い合わせください」は、ユーザーの不信感が募る死後になりつつある?