三菱の新型デリカミニとダイハツ新型ムーヴキャンバスを両方所有するオーナーが比較インプレッション!「アダプティブLEDの切り替えや精度は?」「運転席からの見晴らしの良さはどっち?」等

今回は、デリカミニの方が優れているポイントをメインに見ていこうと思う

三菱の大人気スーパー軽トールワゴンでお馴染みとなる新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)と、ダイハツの軽トールワゴンとなる新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)。

当ブログでは、実際に両車を購入・所有しているため、まずは2台並べてのエクステリアを中心とした比較インプレッションを実施しました。

今回は、デリカミニの優れているポイントを中心にインプレッションしつつ、両モデルの機能性や使い勝手、積載性などを比較していきたいと思います。


ヘッドライトはいずれもアダプティブハイビームシステムを搭載するが…?

まずはデリカミニとムーヴキャンバスのヘッドライトについて。

何れもグレードはデリカミニT Premium[2WD]とムーヴキャンバスTheory G[2WD]で、ヘッドライトはメーカーオプションとなるアダプティブハイビームシステムを設定しています。
※デリカミニはアダプティブLEDヘッドライト[ALH]で、ムーヴキャンバスはアダプティブドライビングビーム[ADB]という名称

あくまでも両車を所有し、普段使いしているオーナーとしての感想なので、人によって感覚が異なるので参考程度の情報になると思いますが、実際に夜間時に使用してみての印象としては、ムーヴキャンバスの方が照射範囲は広く感じる一方で、ハイビームの切り替えレスポンスの早さはデリカミニの方が上。

そして対向車からのパッシングや、クラクションを鳴らされる割合としては、やはりムーヴキャンバスの方が上だと考えていて、もう少しヘッドライトの精度や使い勝手という面では、ムーヴキャンバスはまだまだ改善の余地がありそうです。

運転席からの見晴らしの良さは?

続いては、運転席に座ったときの見晴らしの良さを比較していきましょう。

これは言わずもがな、スーパー軽トールワゴンのデリカミニの方が優れていて、よりコンパクト感のあるムーヴキャンバスの場合だと、フロントガラスの面積が小さい(厳密には高さがあまり無い)関係で、交差点での停止線と信号位置が近かったとき、運転席から見上げるに信号が見づらいといったデメリットがありました。

正面からだと少し分かりづらいと思いますが、ドローンでの空撮だとこんな感じ。

若干デリカミニの方がAピラーを寝かせ気味にしているからなのか、フロントガラスに奥行きがあるように見えますね。

真上から見てみるとこんな感じ。

この位置からでもお分かりの通り、フロントガラスのキャビン側に寝かせ気味になっていることから、ガラスの面積が大きく見えるだけでなく、運転席から信号機が見上げやすくなるというメリットがあります。

なお参考までにですが、デリカミニのボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,800mmで、ムーヴキャンバスのボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,655mmなので、全長と全幅は軽規格いっぱいではあるものの、デリカミニのブラックルーフ+ルーフスポイラーの影響なのか、若干全長が長く見えるのもユニークなところ(角ばったスタイルだから尚のこと)。

リヤクォータービューから見るとこんな感じ。

こうして見ると、どちらもフットプリントサイズは同じであっても、リヤガラスの面積やリヤクォーターピラーの角度、ルーフの長さが大きく異なるのが分かるかと思います。

2ページ目:デリカミニとムーヴキャンバスで後席の乗降り性が高いのは?ラゲッジスペースの積載性は?