日本人オーナーにも納車されているマクラーレンP1のバッテリー交換は「約2,350万円」→デポジットで約580万円→納期は「約2年」。テスラ・サイバートラックの窓ガラスを割る動画が波紋

2024-03-07

やはりスーパーカー/ハイパーカーの特殊なハイブリッドバッテリーは高額だった

マクラーレンが2013年に世界限定375台のみ販売した、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルのP1。

マクラーレンがこれまで販売してきたカタログモデルや限定モデルのなかで、数少ない新車価格よりも高額値で取引される個体として有名ですが、何とこのモデルのバッテリー交換の費用が「とんでもなく高価」として注目されています。

以前、P1の競合モデルとなるラ・フェラーリ(LaFerrari)のハイブリッドバッテリーの交換費用だけで約3,000万円の費用が発生することをお伝えしましたが、どうやらP1もそれに近い価格帯での交換になるようです。


マクラーレンP1ってどんなモデル?日本人ではどんな人物が所有している?

日本でもほとんど見かけることの無いマクラーレンP1ですが、カスタムパーツやコンプリートキットなどを手掛けるAnija代表の山田勝久 氏や、弁護士の平松剛 氏も所有していることで有名。

マクラーレンにとっても初めてとなるプラグインハイブリッドハイパーカーですが、本モデルのパワートレインは、排気量3.8L V型8気筒ツインターボエンジン+IPAS(Instant Power Assist System、アイパス)を組み合わせることにより、システム総出力916ps/システムトルク900Nmを発揮。

モーターのみでの航続可能距離は10km以上なので、閑静な住宅街にて静かに走行する際には便利なモデルだと思います。

日本では、当時の新車販売価格は96,615,000円ととても高価でしたが、直近での海外オークションでは1,326,000ドル(日本円に換算して約2億円)で入札されるなど、その価値は少しずつ高騰している「マクラーレンではとても珍しい個体」です。

マクラーレンが2022年に発表した交換用次世代バッテリーの費用は約2,350万円!

そんなP1も、2013年に発表されて10年以上が経過したわけですが、本モデルで最もオーナーに負担がかかるのが「ハイブリッドバッテリーの交換費用」。

今回、このモデルのバッテリー交換費用について、海外YouTuberのRich Rebuildsチャンネルが解説しているわけですが、交換費用が想像以上に高額であることが判明。

マクラーレンは2022年7月、スピードテール(Speedtail)やアルトゥーラ(Artura)にも採用されている次世代バッテリーシステムを発表し、そのバッテリー技術をP1用にも搭載可能であると報じられましたが、何と交換費用は156,700ドル(日本円に換算して約2,350万円)。

しかも、2022年7月に発売されて1年半以上が経過しているにもかかわらず、未だ入荷待ちの状態が続いているとのことで、これから仮に注文したとしても最低で「納期2年」待ち。

バッテリーのデポジットだけで約536万円

ちなみに、この次世代バッテリーを購入するにあたり、いわゆるデポジット(保証金)を先に支払う必要があるわけですが、その費用が35,700ドル(日本円に換算して536万円)とこれまた高額。

トヨタ新型クラウンスポーツ(Toyota New Crown Sport)やアルファード(ALPHARD, 40系)のガソリンモデルが購入できる金額を支払わなければならないのですが、それでもP1オーナーからの注文が殺到しているとのこと。

ちなみにこの次世代バッテリーは、マクラーレンオリジナルにて販売しているバッテリーパックで、第1世代のバッテリーパックが「96kg」だったのに対し、第2世代は大幅に軽量化され「55kg」と、41kgの軽量化に成功しています。

この軽量化により、ハンドリング性能と加速性能が大幅に向上し、0-300km/hの加速時間は「16.1秒」と0.4秒も短縮されています(この速度を出す場所はサーキットやアウトバーンぐらいしかないと思いますが…)。

Why Mclaren’s $156,000 battery is a complete ripoff

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