6億円以上の価値を持つブルーエレトリコのラ・フェラーリが競売に登場!オシャレなクリーム内装…ちなみにハイブリッドバッテリーの交換費用は約3,000万円
そういえば、ラ・フェラーリが発売されてもうすぐ10年が経過するのか…
フェラーリが世界限定499台+1台のみ製造した究極のスペチアーレモデルとなるラ・フェラーリ(LaFerrari)。
これまで288GTOやF40/F50、エンツォフェラーリ(Enzo Ferrari)など様々なスペチアーレモデルが登場してきましたが、ラ・フェラーリからは初となるV型12気筒自然吸気エンジン+ハイカーズシステム(HY-KERS)を採用したハイブリッドモデルへと進化。
そのため、エンジンスタートもしくは街中を走行する際には「無音」で走行することが可能ですが、モーター駆動だけでも163psのアシスト力を持つため、エンジン出力800psと足し合わせてシステム総出力963psを発揮するのは、当時では圧倒的なパフォーマンスを持つ一台でした。
そんなラ・フェラーリも、2013年に発売スタートしてもうすぐ10年が経過しますが、当時の新車価格は約1.5億円に対し、2022年に入ってからは6億円~8億円ほどの価値を持つと云われています。
超希少なブルーエレトリコ×ホワイトインテリアのラ・フェラーリは、世界でも1台しか存在しないと云われている
こちらが超希少なブルーカラーのラ・フェラーリ。
これまでラ・フェラーリといえば、レッド系やイエロー系、ホワイト系、ブラック系などの様々なボディカラーが登場してきましたが、その中でも非常に珍しいのがブルー系で、おまけにオプション費用としては300万円以上もすると云われている特注カラーのブルーエレトリコ(Blue Elettrico)。
ちなみに、ブルーエレトリコとホワイトレザー内装との組み合わせは世界で一台のみといわれています。
最近のフェラーリだと、812スーパーファストや488ピスタなどのラインナップモデルでも設定している例もあるものの、当時のラ・フェラーリでブルーエレトリコを選択するユーザーは非常に珍しいと思いますし、これに並ぶ希少カラーのヴィナッチア(Vinaccia)のラ・フェラーリと同等の希少性を持つのではないかと思われます。
このモデルの目を引くデザインは、圧倒的なハイブリッド性能と同じくらいに印象的で、コーチワークはフェラーリの社内デザイナーであるフラビオ・マンゾーニ氏によって作成され、洗練された低床スタイルを採用し、更にドライビングシートポジションはエンツォフェラーリに比べて60mm低くなっていると云われています。
2018年に一度オークションに出品され、その時の落札額は日本円で約6.6億円
ちなみにこのモデル、アメリカ・ワシントン州シアトルのフェラーリディーラー経由により、著名なフェラーリコレクターであるグレッグ・ウィッテン氏に納車されました。
その後、2018年8月にRM Sothby’sオークションにて出品され、4,840万ドル(日本円に換算して約6.6億円)にて落札されたこともあり、今回のオークションではそれ以上の価格帯にて落札されるのではないかと期待されています。
見た目の美しさだけでなく、空力特性にも力を入れている
非常に美しくもエクストリームな見た目はもちろんのこと、フロントとリアのアンダーパネルには、いくつかのスマートな電子要素が供えられ、高速域での空気の流れを効率的にするよう設計されているとのこと。
さらにリアスポイラーは、運転条件に適応することで完璧なハンドリング性能を確保し、約91kg~363kgのダウンフォース量を発生。
足回りも見ていくと、ブルーエレトリコのカラーリングには引き締まりを強化するブラックカラーのブレンボ製ブレーキキャリパーとカーボンセラミックディスクブレーキが装備されていますが、改めてこうして見てみると、ブルーとブラックキャリパーの組合せに加えて、マグネシウムグレーのシングル5スポークセンターロックホイールとの組み合わせもスポーティで魅力的。
あとタイヤ銘柄については、ピレリ製P-Zero Corsaタイヤが装着され、さらに優れたパフォーマンスを発揮。