日本での販売は?大人気のいすゞ新型D-MAXにピュアEV版が登場!テスラが苦言「サイバートラックを傷つけるのは止めてくれ!部品が少ないんだ」
まさかいすゞがピュアEVピックアップトラックを発表するとは…
日本の自動車メーカーでお馴染みとなるいすゞがラインナップするディーゼル1トンピックアップトラックのD-MAXですが、遂にこのモデルをベースにしたピュアEV版・新型D-MAXが、2024年3月27日~4月2日まで開催される、タイ・バンコク国際モーターショーにて出展されることが明らかとなりました。
1トンピックアップトラックといえば、三菱のフルモデルチェンジ版・新型トライトン(Mitsubishi New Triton)が日本市場でも販売されていますが、残念ながらいすゞのD-MAXは、環境法規制の関係により日本では販売されていません。
今回バンコク国際モーターショーにて出展されるピュアEV版D-MAXは、将来的に市販化されるのか?そして日本でも市販化されるのか注目したいところです。
ピュアEVといえども、ディーゼルモデルと同等の使い方が可能
こちらが今回、いすゞ公式プレスリリースより公開された、新型D-MAXのピュアEVモデル。
いすゞ曰く、本モデルはピックアップトラックのタフな基本性能はそのままに、商用・乗用の幅広いニーズに対応できるよう開発されたそうです。
新開発のeアクスルを、フロント・リアに搭載したフルタイム四輪駆動[4WD]システムにより、高い悪路走破性およびBEV特有のリニアな加速感と、低騒音・低振動を両立させているとのことで、ディーゼルモデルとはまた異なる仕上がりになるようです。
また、既存のディーゼルエンジンモデルと同等の使い方もできるよう、高出力を発揮する電気モーターの採用や、堅牢なフレームとボディの設計により、高い牽引能力を確保しているのも注目トピックス。
ピュアEVとしてのスペックも一部公開
今回公開されたモデルは、あくまでも参考出品であるため、具体的なボディサイズなどは公表されていないものの、バッテリーの種類はリチウムイオンバッテリーで、バッテリー容量は66.9kWh。
そして、システム総出力177ps/システムトルク325Nmを発揮し、最高時速は130km/h以上、最大積載量は1,000kg、最大けん引能力は3,500kgとなっていて、過去のブログにてご紹介した、中国JAC新型T9に近いスペックであることがわかります。
欧州市場を中心に発売へ!気になる日本での発売は?
そして最も気になるのは、そもそもこのモデルが市販化されるのいかどうか?という点についてですが、いすゞ曰く、ピックアップトラックが多様な用途でユーザーに使われていることを念頭に、動力源の選択肢の一つとしてピュアEV版の新型D-MAXは、2025年にノルウェーをはじめとする欧州の一部から販売を開始すると正式に発表。
今後は、イギリスやオーストラリア、タイなど他のエリアについても、各国・地域のクルマの使われ方やインフラの整備状況などを踏まえて拡大していくと語っていますが、肝心の日本市場については特に触れていないのが残念なところです。