日本での販売は?大人気のいすゞ新型D-MAXにピュアEV版が登場!テスラが苦言「サイバートラックを傷つけるのは止めてくれ!部品が少ないんだ」

(続き)「サイバートラック=頑丈」というイメージが、あらぬ方向にいっているようだ

続いて、2023年12月より一般ユーザー向けに納車が進んでいるテスラ新型サイバートラック(Tesla New Cyberytruck)ですが、直近にて公開されているYouTubeでのインプレッション動画を見ると、サイバートラックのステンレス鋼ボディに蹴りを入れたり、ハンマーで叩くなどのバイオレンスなパフォーマンス動画が次々公開されています。

【詳細レビュー】テスラ サイバートラック 全てが規格外?

こうした「モノを大事にしない」インプレッション動画に対して、テスラの主任エンジニアであるウェス・モリス氏は、「オーナーもファンも同様に、サイバートラックが通常の生活を送ることができるよう、トラックを傷つけたり、侮辱するようなことを、今後一切やめてもらうことを望んでいる」と語り、加えて「そうでない人でも、交換部品を入手するまで長い時間がかかる可能性がある」とも説明。

つまり、サイバートラックを傷つけて修理依頼を出されても、すぐに新品の部品に交換することができない程に、同車の部品が不足しているそうです。


テスラのこの呼びかけは、火に油を注ぐコメントになりかねない

こうして見ると、サイバートラックに銃で穴を開けたり、フロントガラスに座って割ったり、ステンレス鋼ボディが「頑丈だから」という理由で蹴るわハンマーで殴るわなど…とにかくやりたい放題。

またYouTubeやSNSでは、「テスラだから何をやっても良い」というような風潮があるのも問題で、テスラのブランドを傷つけることにも繋がっており、更には「テスラという企業をいじめていることに気付いていないユーザーが多すぎる」と、テスラ主任エンジニアであるウェス・モリス氏は苦言を呈しています。

ただ残念なことに、昨今のSNSやYouTubeは、こうした嘆願でユーザーに訴えたとしても、それは火に油をそそぐかのようにストライサンド効果を引き起こし(いわゆる消せば増える的な意味)、更なる悪化へとつながることが予想されます。

ただ一つ言えるのは、仮にサイバートラックのボディを傷つけてしまった場合、オーナーはその傷つけたボディを新品に変えようとしても、メーカーからは「部品不足で交換することはできない。部品交換には膨大な時間を要する」と断れるだけなので、それがまたSNSにて拡散されてテスラ叩きに発展するなど、事態は更に悪化することが容易に想像できるかと思います。

こうした問題に対して、テスラCEOであるイーロン・マスク氏は、こうした事態を問題と捉えるか、絶大なPR(広告)効果と捉えるかはわからないところですし、意外と同氏は「PRになるのであれば、そこまで気にする必要などない」と楽観的に考えているのかもしれません。

いすゞ/テスラ関連記事

Reference:Isuzu, CARSCOOPS