【悲報】スバル販売店の若手整備士が顧客の新型WRXにて勝手に公道でMT練習→度重なる操作ミスでクラッチ損傷…勝手に洗車したりナンバーも曲がって訴訟問題へと発展
顧客の車で勝手に公道にて走らせるのも酷いな…
アメリカ・コネチカット州にあるスバル販売店の若手整備士が、顧客の新型WRX(6速MT)を勝手に運転し、更にクラッチやギアを損傷させるだけでなく、ナンバープレートやボディ表面にもキズを付けるなどの問題を起こし、顧客が販売店を訴えていたことが明らかとなりました。
しかもボディ表面のキズについては、WRXのオーナーであるダニエル・ヨップ・ジュニア氏が「洗車は私がやるので、ディーラーの洗車機にかけないでほしい」と事前に連絡していたにも関わらず、ディーラー側では上手く情報が共有されていなかったのか、点検後に洗車機にかけられたと主張しています。
整備士の「MT車両の運転経験が浅いから」という理由で、勝手に顧客の車で練習する販売店
海外カーメディアAutomotive Newsの報道によると、これはアメリカ・コネチカット州ニューヘブンにあるダン・パーキンス・スバルの販売店にて起こった出来事だそうで、本ディーラーの若手整備士が、MTの免許を取得しながらも「運転経験が浅い」ことから、点検で入庫した顧客のMT車両(スバル新型WRX)を勝手に公道へと持ち出し、シフト操作の練習用に使われていたそうです。
なお車両を持ち込んだオーナーのダニエル・ヨップ・ジュニア氏によると、今回は2回目のオイル交換のために点検も兼ねて依頼 → その日は代車で販売店を後にしたそうです。
オイル交換並びにメンテナンス作業が終了した後、若手整備士が従業員を連れて「マニュアルシフトの挙動を確認してほしいと、お客さんから急なリクエストがあった」と嘘をつき、顧客のWRXで勝手に公道を走らせたそうです。
ヨップ氏は、こうした情報をどのような経緯で入手したのかは不明ですが、おそらくは車内に搭載されていたドライブレコーダーや音声データから情報を得た可能性がありますが、さすがにお客さんの車を「MT操作の練習がしたいから」という理由で勝手に持ち出すのは非常識。
しかも、ヨップ氏の主張によれば「若手整備士が何度も車をエンストさせ、誤った操作でギアをすり減らし、クラッチも焼き付いて大変なことになった」とのことで、オイル交換以前よりもコンディションはとても悪くなっていたとのこと。
完全に事故ってるやん…ナンバープレートもキズが付いて曲がっていた！
この時点でも中々に信じらない出来事だと思いますが、トラブルはこれだけでなく、何とフロントのナンバープレートも傷ついて曲がっていたとのことで、もしかすると整備士が何かしらの操作ミスにより、どこかに接触した可能性が高そう。
曲がったナンバープレートは、無理やり真っすぐに修正されていたそうですが、ヨップ氏曰く「誰が見ても不自然な形状」になっているのがわかるレベルだそうです。
つまり、整備士は「自身で事故したこと・傷つけたこと、そして無断で勝手に公道を走らせたこと」を隠蔽した疑いがあるわけですが、WRXにはドライブレコーダーが搭載されていたため、一連の流れはもちろん映像として残っていたそうで、訴える上では十分な証拠材料となります。
ただ、なぜ整備士側はドラレコのデータが残っていることを分かっていたはずなのに、このようなことを行ったのかは不明(もしかしたら何も考えていなかったのかもしれない？)。
洗車機にかけてしまい、ボディ表面にキズが付いた模様
そしてこちらも信じられないのは、今回のオイル交換の際、オーナーは「ボディ表面にセラミックコーティングで保護しているため、洗車機にかけることだけはやめてほしい」と事前に依頼していたはずなのに、ドラレコには洗車機にかけた映像が残っていたとのこと。
しかも、車両を受けとった際にはボディ表面に洗車機による渦巻状の磨きキズが大量に付着していたそうで、これらのキズも今回の訴訟内容に含まれているそうです。
ヨップ氏の訴状には「WRXは良好な状態でディーラーに引き渡されたが、その後損傷して戻ってきた」と述べられおり「損傷は技術者たちの無能ともいえる操作によって発生しました」と主張。
そしてヨップ氏は、訴訟の対象となるスバルディーラーが、コネチカット州の消費者保護法に違反した疑いと、民事上の窃盗、過失、保釈金違反の疑いで、損害賠償と弁護士費用を請求しているそうです。
https://creative311.com/?p=158424なお、今回はアメリカのスバルディーラーにて起きた訴訟内容をお伝えしましたが、過去にも日本のスバル東京でも、「顧客のインプレッサをスタッフが勝手に持ち出し、事故を起こす」といった問題を起こしています。