ごめん、違いがわからん…マツダ新型CX-80が世界初公開!何と全長はレクサス新型GXよりも長い4,995mm!日本でも2024年秋に発売予定だが、ターゲット層はどうなる?

2024-04-19

新型CX-80は、本当にCX-8の置き換えモデルになるのだろうか

2024年4月18日、日本市場向けとなるトヨタ新型ランドクルーザー250(Toyota New Land Crusier 250)が発表・発売され大きな話題となっていますが、同日にマツダからは、欧州&日本市場向けとして発売予定となる新型CX-80が世界初公開されました。

このモデルでは、2023年に生産・発売終了したCX-8の置き換えモデルを想定しつつ、CX-60/CX-70/CX-90に続く最後のラージサイズ商品群&新世代CXシリーズとなります。

アメリカ市場向けとして販売されるCX-70やCX-90とは異なり、しかもCX-60よりも更に大きくなるモデルのため、果たしてどのような客層をターゲットにしているのか?かなり謎な一台となっています。


見た目は新世代CXシリーズとの違いがわからないレベルでほぼ同じ

早速、新型CX-80のエクステリアを見ていきましょう。

フロントマスクは、これまでマツダが発表してきたCX-60/CX-70/CX-90と同じ顔つきで、ヘッドライト意匠やシグネチャーウィングなど、より細かな部分を見ていかないと違いがわからないレベル。

参考までに、こちらがCX-60のフロントマスクになりますが、こうして比較してみると、バンパー形状は概ね同じではありながらも、フロントグリルパターンがメッシュ風に仕上げられ、一方のCX-80はラグジュアリー仕様だからなのか縦基調のパターンを採用しています。

マツダのフロントマスクは、アウディなどと同じで「金太郎飴」と揶揄されることが多いのですが、今回のCX-80はその例に納得できるレベルで違いが分かりづらく、最も差別化を図ってくるのはシートレイアウトとボディサイズといったところでしょうか。

ボディサイズは日本の道路事情にマッチしているのだろうか…

ちなみにCX-80のボディサイズは、全長4,994mm×全幅1,890mm×全高1,709mm、ホイールベース3,119mmととにかくワイド&ロング。

日本の道路事情を鑑みると、特にパレット式駐車場での収納は難しく、地下駐車場や有料駐車場でも一苦労しそうなサイズ感ですね。

参考までに、CX-60/CX-70/CX-90、そしてCX-8のサイズ感で比較してみると…

CX-60:全長4,745mm×全幅1,890mm×全高1,687mm、ホイールベース2,870mm

CX-70:全長5,100mm×全幅1,971mm×全高1,732mm、ホイールベース3,119mm

CX-80:全長4,994mm×全幅1,890mm×全高1,709mm、ホイールベース3,119mm

CX-90:全長5,100mm×全幅1,971mm×全高1,732mm、ホイールベース3,119mm


CX-8:全長4,925mm×全幅1,845mm×全高1,730mm、ホイールベース2,930mm

こうして新世代CXシリーズ&ラージ商品群のボディサイズを並べてみると、CX-80はCX-70/CX-90よりもコンパクトではあるものの、CX-60やCX-8よりは大き目であることから、アメリカ市場向けではなく、欧州と日本市場を強く意識したサイズ感に。

全長はランクル250/ランクル300/レクサスGXよりも長い!

ちなみにCX-80のボディサイズを見ると、全長だけで見たらトヨタ新型ランドクルーザー300/ランドクルーザー250、更にレクサス新型GXよりも長いため、日本の公道だと使い道がかなり限定されそうなところですし、購入層も限られそうなところ(おそらく価格帯も上位グレードで800万円を超えて来ると予想)。

◇ランドクルーザー250:全長4,925mm×全幅1,980mm×全高1,925mm、ホイールベース2,850mm

◇ランドクルーザー300:全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,920mm、ホイールベース2,850mm

◇レクサスGX:全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,865mm、ホイールベース2,850mm

パワートレインは豊富で、ディーゼルマイルドハイブリッドも設定!

続いてCX-80のパワートレインですが、やはり日本や欧州市場を意識して、以下の豊富なラインナップを展開するとのこと。

◇排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンSKYACTIV-G

◇排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モーター+リチウムイオンバッテリーを組合わせてプラグインハイブリッド(PHEV)[4WDのみ]

◇排気量3.3L 直列6気筒ディーゼルターボエンジン+マイルドハイブリッドe-SKYACTIV D(システム総出力254ps)[4WDのみ]

なおグレード構成においては、イギリス市場向けだとExclusive-Line/Homura/Takumi/Homura Plus/Takumi Plusの5グレードが展開されるそうです。

ボディカラーは全9色をラインナップ!

あとボディカラーに関しては、こちらもイギリス市場向けになるものの、以下の通り全9色をラインナップします。

■ジェットブラック

■ディープクリスタルブルー

■プラチナクォーツ

■アークティックホワイト

■ロジウムホワイト

■マシングレー

■ソウルレッドクリスタル

■アーティザンレッド

■メルティングカッパー

2ページ目:新型CX-80のインテリアは?3列目は広い?それとも狭い?