遂に来た！フェラーリ新世代V12モデルとなる812スーパーファスト後継が2024年5月3日の午前9時に世界初公開へ！アストンマーティン新型ヴァンキッシュはV12ツインターボ確定に
既にフェラーリが定めたVIPオーナーたちは、現地に向かって発表の時を待っていることだろう
フェラーリのフラッグシップモデルとしてラインナップされた812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)。
フロントミドシップに排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し「最後のV12ノンハイブリッドスーパーカー」として注目を集めました。
そして今回、本モデルの後継機種が現地時間(中央ヨーロッパ時間／CEST)となる2024年5月3日(金)午前2時に公開されることが、フェラーリ公式SNSにて明らかとなりました。
ちなみに日本時間では、2024年5月3日(金)午前9時公開とのことで、まさかのゴールデンウィーク期間中にフェラーリの新世代モデルをじっくりと拝むことができるとは…ある意味でフェラーリの粋な演出のようにも感じられます。
おそらくフェラーリからは、812後継機種のクーペとアペルタの2種類が公開されると予想
こちらが今回、フェラーリが最後に公開した812後継モデルに関するティーザー画像並びにティーザー動画の一部。
現時点では、どのようなデザイン言語となるのかは不明ですが、812スーパーファストのようにロングノーズ・ショートデッキは確実。
そして一番注目したいのは、ノンハイブリッドのV型12気筒自然吸気エンジンが搭載されるのか、それとも今後の法規制を考慮してハイブリッドシステムを採用してくるのか？ということ。
これまでスパイショットされてきた開発車両には、ハイブリッドモデルにまつわる電力注意を促すコーションラベルが貼付されていなかったことから、おそらくはノンハイブリッドV12 NAになることが濃厚とは言われているものの、最後まで何が起きるかわからないのがフェラーリのユニークなところ。
社内コードネームは「F167」、オーストラリアの指揮者が愛するV12サウンド
ちなみに、このモデルの社内コードネームは「F167」と呼ばれていますが、具体的な名称までは一切不明。
ティーザー動画では、ボディワークの一部(おそらくリアデッキ)には伝統的な”Ferrari”のレタリングバッジが貼付され、通常はフロントフェンダーに取り付けられているスクーデリアシールドも確認することができます。
そしてもう一つは、ティーザー動画でもV型12気筒エンジンに焦点を当てていて、故エンツォ・フェラーリが過去の話を語っていることを紹介しているということ(インスタグラム動画の最後には812後継のローンチスタートとV12のサウンドが確認できる)。
その言葉には、「ある日、フォン・カラヤンは私にこう言った。あなたの12気筒を聴くと、どんなマエストロも決して解釈できないようなハーモニーが生まれます」と記載。
ちなみに、ここに登場するフォン・カラヤンという人物は、V12サウンドの大ファンでもあったオーストリアのオーケストラ指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤン氏のことを指しています。
パフォーマンスだけで見れば812コンペティツィオーネを上回る？
いよいよ812スーパーファストの後継機種発表まで、あと少しとなりました。
既にイタリアでは、何度か開発車両がスパイショットされており、その見た目はワイド化されたローマ(Roma)のボディワークを特徴とし、V12エンジンの内部構造を隠した状態で走行していました。
最近のスパイショット情報では、厳重な迷彩が施されていたにもかかわらず、プロトタイプでありながらも量産仕様のボディを装着していたものが目撃されているそうです。
パワートレインについては、おそらくはハイパフォーマンスモデルの812コンペティツィオーネよりも更にパワフルな排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンになると予想され、最高出力も830ps以上／最大トルク700Nm以上になることが期待されています。