維持費ヤバすぎ…超希少なメルセデスベンツSLRマクラーレンのブレーキ交換費用が約1,800万円→オーナー「高過ぎて払えない…売ってしまうかも」

希少で特別なモデルほど、流用できない専用パーツを使っている可能性があるために、その分パーツ代も高い

メルセデスベンツとマクラーレンの共同開発により、2004年より販売されたスーパーカー・SLRマクラーレン(Mercedes-Benz SLR McLaren)。

既に生産並びに販売は終了しており、本モデルが2009年に生産終了してから15年が経過しているわけですが、今回この希少なモデルの維持費に悩まされているユーザーが話題になっています。

その人物というのが、SNS・X(旧Twitter)のKanchoという人物で、足回りとブレーキ関係の部品交換のため見積もりを入手し公開しているのですが、その金額が中古スーパーカーもしくはレクサス新型LX600を購入できる内容であることが発覚。

果たして部品交換代だけで、どれだけの費用が発生するのか見ていきましょう。


SLRマクラーレンのブレーキの交換費用は一体いくら?

こちらが、メルセデスベンツとマクラーレンの共同開発により発売されたSLRマクラーレン。

特徴的なフォルムとマクラーレンの象徴ともいえるバタフライドアが採用されたスーパーカーで、パワートレインは排気量5.4L V型8気筒スーパーチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力626ps/最大トルク781Nmを発揮するハイパフォーマンスモデル。

とても15年前のスーパーカーとは思えないほどのスペックを持つ一台ですが、その一方でやはり注目されるのが維持費だと思います。

こちらがSNS・XユーザーのKancho氏が投稿した、SLRマクラーレンの修理見積もり(見積もり元はメルセデスベンツ正規ディーラーKnoxville)。

その中身を見ていくと…

◇ブレーキディスク:53,680ドル(日本円に換算して約822万円)

◇ブレーキシュー:3,190ドル(日本円に換算して約48.9万円)

◇ブレーキディスク:53,680ドル(日本円に換算して約822万円)

◇ブレーキシュー:1,770ドル(日本円に換算して約27.1万円)


パーツ代総額:112,320ドル(日本円に換算して約1,718万円)

税込での総額:120,462.79ドル(日本円に換算して約1,844万円)

以上の通り、総額としては120,462.79ドルで、日本円に換算すると驚きの約1,844万円となります。

ちなみに、1ドルあたり153.06円と2024年5月4日時点での為替を参考に邦貨換算しているので、円安の影響もあって更に高額に見えるとは思いますが、この金額だけを見ると、中古スーパーカーが1台購入できることはもちろんのこと、レクサス新型LX600の最上級グレードEXECUTIVE(1,800万円税込)が購入できる金額です。

2ページ目:SLRマクラーレンに装着されているブレーキはどのような仕様なのか?