スバル新型WRXに過激エアロ装着の「プロジェクト・ミッドナイト」のティーザー画像公開!米三菱ミラージュの販売台数が突如「2倍以上」に?

スバルがグッドウッド・フェスティバル向けに過激なレーシングモデルを発表するようだ

2024年7月11日~14日、イングランドのウェスト・サセックスにあるグッドウッドにて開催されるモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にて、スバルが過激且つ最新のレーシングカーを公開することが明らかとなりました。

このモデルは、4ドアセダンの現行WRX S4をベースに過激なエアロパーツを装着したもので、社内では「プロジェクト・ミッドナイト(Project Midnight)」と呼ばれているそうです。

今回その存在を明らかにすると同時に、ティーザー画像も公開しているので早速チェックしていきましょう。


見るからに普通ではディテールを持つプロジェクト・ミッドナイト

こちらが今回、スバルのモータースポーツ部門であるスバル・モータースポーツUSAが公開した新型プロジェクト・ミッドナイトのティーザー画像。

ドアサイドパネルには、スバルのアイコンでありエンブレムにもなっている六連星(むつらぼし)が描かれ、更にフルブラックのカラーリングと過激なエアロコンポーネントを特徴としています。

このモデルは、ラリードライバーであるスコット・スピード氏がヒルクライムに参加予定とのことですが、やはりスペックやダウンフォース量などもどれぐらい発生するのか気になるところ。

なお同士は、ラリークロスチャンピオンにて4回優勝した経歴を持ち、F1やフォーミュラE、NASCARといったレースカーの運転経験を持っています。

巨大なリアウィングとエアロ付フロントバンパーの存在感も抜群

こちらはリアセクション。

GTカーのような巨大リアウィングの存在も確認でき、更にはワイドなフェンダーエクステンションなど、アメリカラリー協会選手権に出場するようなスバルのラリーカーに似ている部分はあるものの、フロントデザインは大きく異なっているとのこと。

そしてこちらが、フロントデザインの一部。

現行WRX S4をベースにしつつ、バンパーの延長部が深くなったほか、吸気口の周囲にカーボンファイバー製ガーニッシュが確認でき、更にデュアルフロントカナードは、先代WRXラリーカーとの差別化を上手く表現していますね。

先程のティーザー画像でも確認できましたが、リアディフューザーもカーボンファイバー製で軽量化に貢献。

露出したスリックタイヤは、この車が路上で究極のパフォーマンスを発揮するように作られていることを示唆しており、タイムアタックの好タイムが期待されます。

今回スバルが公開したプレスリリースによると、「まだ発表されていないこのモンスターは、スバルモータースポーツUSAがこれまでグッドウッドに持ち込んだどの車とも似ていない。いや、実際、どこにも持ち込んだ車ではない」と説明。

同社はさらに、プロジェクト・ミッドナイトは「坂を駆け上がるときに、まったく違った形で観客に衝撃を与える」と付け加え、「ファミリー・ハックスターとは対照的で、立派な仲間になる」と述べています。

ところでファミリー・ハックスターってどんなモデル?

ちなみに、今回のコメントにて登場したファミリー・ハックスターは、1983年式のスバルGLを大幅に改造したもので、2022年のジムカーナでデビュー。

パワートレインは、排気量2.3Lターボチャージャー付エンジンを搭載し、最高出力862hpを発揮する過激なチューニング仕様で、カーボンファイバー製ボディやアクティブエアロダイナミクスを搭載する「とてもスバル公式が発表したとは思えない」ほどにエクストリーム。

この車はグッドウッドにも登場したことがあり、トラヴィス・パストラーナ氏が運転。

なおファミリーハックスターは、2023年開催のグッドウッド・ヒルクライムにて総合2位を獲得し、マクラーレン・ソルスGTハイパーカーに次ぐ好成績を収めました。

今回ティーザー画像にて公開されたプロジェクト・ミッドナイトが、果たしてファミリーハックスターと同様のパフォーマンスを発揮するかどうかは不明ですが、スバルのコメントから「完全電動パワートレイン」の可能性も考えられそう。

プラットフォームについてはあまり明らかにされていませんが、2024年7月11日のグッドウッドにて、より詳細な情報が明らかになることが予想されます。

2ページ目:一体なぜ?三菱USAのミラージュの新車販売・登録台数が前年期比で2倍以上アップ!