ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)が納車されて9か月が経過!新型フリードよりも優れているポイントは?走りは相変わらずホンダらしくスポーティ
色々云われているが、やっぱり軽自動車はN-BOXが一番好きかも
2023年10月に私に納車されて9か月が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタム・ターボ(Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。
今回は、本モデルが納車されて9か月経過してのインプレッション内容に加え、2024年6月に納車されたばかりとなる新型フリード(New FREED)と比べての優れたポイントを見ていきたいと思います。
N-BOXは、発表された当初から何かと批判的な意見が多いものの、それでも走りを中心に総合的な満足度は高いと思いますし、様々な軽自動車を所有してきた身としては「よく出来た車」だと高く評価しています。
納車されて9か月、走行距離は5,000km未満だが特に足回りの違和感も無く快適
まずはN-BOXの足回りについて。
納車されて9か月が経過し、走行距離5,000km未満は「慣らし程度」ではあるものの、特にこれといった違和感も無く、納車された当初のスポーティ寄りの足回りであることは変わりなし。
特にブレーキフィールに関しては、ようやくブレーキタッチが馴染んできたのか、納車当初に感じていたブレーキの入力に対するレスポンスが早く感じることもなくなったように感じられます。
元々ホンダのブレーキフィールは、トヨタに比べて気持ち1割~2割ほど更に踏み込んで制動力が効き始める印象なのですが、N-BOXはトヨタのブレーキフィールに近いものがあり、何よりもパドルシフト操作でのシフトダウン時によるエンジンブレーキのレスポンスがかなり早いため、フットブレーキよりも多用しています。
乗り心地もコストがかかっている分、よく考えられている
続いて乗り心地ですが、これは人によって好みは分かれるものの、ホンダ特有のカタメ寄りでストローク量短めでありながらも減衰性を抑えた足回りは絶妙。
私が他に所有する三菱デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)だと、ストローク量多めで足回りはマイルド寄りになるため、ちょっとした街乗り程度であればそこまで気にならないものの、片道100kmを超えるようなロングドライブになると、ちょっとした揺れが気になりだしたりするので、こうした若干の揺れをも抑えているN-BOXは魅力的。
決して他車をディスってるわけではなく、それだけよく考えられてコストもかけられた車づくりが出来ていると思いますし、安全装備も充実して価格帯が300万円近くに迫るのも何となく納得できるところです。
ホンダはN-BOXのPRをもう少し考えるべきだったと思う
ただその一方で、ホンダは足回りや走りに力を入れている分、目に見えて変化がわかるような内装にあまり力を入れていないため、どうしてもファーストインプレッションでは「チープ(安っぽい)」だったり「先代2代目よりも魅力が無い」と云われがち。
この点はホンダも覚悟の上で3代目をリリースしたのだと思いますが、2代目の質感の高さを知っているユーザーからすると、「どうせ3代目も乗り味や加速は変わらないんだし(2代目も十分優秀)、それなら3代目に乗り換える必要は特に無し」と考える人もいるかもしれないですから、もう少しPRの仕方が上手ければ更に売り上げアップにつながっていたかもしれません。
9インチHonda CONNECTナビゲーションディスプレイで十分な大きさ
続いてはナビゲーションディスプレイのサイズ感について。
最近の新車・新型車では、ナビや液晶メーターの大型化が進んでいますが、N-BOXのナビサイズは最大9インチ。
最近発売された新型フリード(New FREED)や、ミドルサイズミニバンのステップワゴン(New STEPWGN)だと11.4インチの大型ナビゲーションディスプレイがラインナップされていますが、大きすぎると今度は運転時にやたらと視界に入ってきてしまうこともあるため、個人的にN-BOXの9インチは最適な大きさだと考えています。
特に目立った不具合やトラブルは無いものの、納車された直後に何度かのブラックアウトを経験したり、ナビゲーション機能で自車位置がズレるようなGPSロストを経験したものの、9か月経過してから特にトラブルなどは無し。
あとは、私が他に所有するWR-Vの9インチナビゲーションディスプレイでは、Bluetooth&USBでの音楽再生時に頻繁的に音飛びが発生していましたが、N-BOXの9インチナビでは音飛びが起きていないのは良かったところです。