オプション代だけでトヨタ新型ランクル300が買える!2025年モデル&ワンオフ仕様のBMW新型M5が、2024年8月のぺブルビーチの競売に出品!ベントレーのW12エンジンが約20年の歴史に幕

何とマットオレンジのM5は、このモデルで最後になるようだ

2024年6月に世界初公開された、BMWの2025年モデルとなる新型M5。

今回このモデルをベースにした「世界に1台しか存在しない」ワンオフモデルが、2024年8月に開催されるぺブルビーチのオークションに出品されることが判明しました。

このワンオフモデルは、アメリカ市場向けに特別に作られた”マットオレンジ”のボディカラーにペイントされ、何とオプション費用の総額だけで57,000ドル(日本円に換算して約888万円)以上、つまりはトヨタ新型ランドクルーザー300が購入できるほどの贅沢なオプションが採用されているようです。


BMWが出来る限りのオプションを全て設定した特別なワンオフモデル

こちらが2024年8月14日に開催される、ペブルビーチ・コンコール・デレガンスのオークションに出品される新型M5のワンオフモデル。
※落札後の収益金は、ペブルビーチの慈善団体に寄付される模様

正式には「2025年モデル・BMW M5 ペブルビーチ・コンクール・デレガンス #1/1(2025 BMW M5 Pebble Beach Concours d’Elegance #1/1)」。

このモデルは、BMW MやBMW Individual、ペブルビーチ・コンクールのコラボレーションプロジェクトによって実現した一台で、BMWによると、この車が生産終了した後にマットオレンジは廃止される予定であるため、この色で塗装された唯一の新型M5になるそうです。

改めてワンオフモデルを見ていくと、足もとにはボディカラーと同じオレンジアクセントのアルミホイールが採用されていますが、このオレンジアクセントのホイールも世界に一台のみ。

そして画像では確認できないものの、足回りにはマットゴールド塗装のカーボンセラミックブレーキキャリパーが採用されているとのこと。

べブルビーチのロゴ付きモデルは世界でもBMW M5のみ

内装においては、シートにキャラミオレンジカラーのシルバーストーンレザーが採用され、ヘッドレストには「ペブルビーチコンクール」のロゴがエンボス加工されているため、このロゴが使用されたシートはM5のワンオフモデルのみ。

しかもこのロゴは、「#1/1」のシンボルとともにダッシュボードやフロントドアシルにも使用されています。

こちらはダッシュボード部分ですが、カーボンファイバー製のオーナメントパネルにペブルビーチのロゴが使用されるという贅沢仕様。

BMWのパッケージオプションも全て装備!

ここまで特別感満載のワンオフモデルは珍しいのではないかと思いますが、予防安全装備ももちろん充実。

具体的には、レーンキープアシストや車間距離制御、時速65km/h以下のハンズフリー運転支援などが含まれるドライビングアシスタンスプロフェッショナルパッケージも標準装備。

他にも、エグゼクティブパッケージと呼ばれるオプションには、アンビエントライト付きとなるキドニーグリルや、シートベンチレーション、リアウィンドウシェードなどが装備。

カーボンパッケージには、ルーフやサイドミラーキャップ、そしてスポイラーといったパーツが全てカーボンファイバー製になります。

これだけ特別感のあるオプションやマットオレンジが使用されるとなると、オークション落札後はコレクターの専用ガレージにて眠ることになると思いますが、その一方でどれ程の金額にて落札されるかが気になる所。

なお、このモデルが落札された際は「Mドライブ・プロフェッショナル パッケージ」も付帯されるそうで、ハイブリッドシステムを最大限に活用し、冷却システムをトラックワーク用に調整する2つのトラック専用モード(ダイナミックとダイナミックプラス)が追加。

更にMドライバーパッケージも付帯され、最高速度は306km/hに引き上げられ、BMWパフォーマンスセンターにて1日講習が受けられるそうです。

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