一体なぜ?マツダ新型CX-60に何度目かのリコール…開発期間が短すぎるために検証ができていない?ポルシェ新型カイエン/パナメーラ/アウディA8などにもリコール
リコールやサービスキャンペーン等も含めると最低6回は届け出していることに
マツダの新世代CXシリーズで、ラージ商品群第一弾として販売された新型CX-60の1車種・9,422台にリコール。
これでリコールやサービスキャンペーン、改善対策も含めると「最低6度目」の国土交通省への届け出となるCX-60ですが(細かく見ると10種類近くの不具合が報告されていますが…)、今回はトランスミッション制御コンピューターに関するリコールのようです。
不具合内容としては、トランスミッション制御コンピュータにおいて、減速中のクラッチ制御が不適切なため、強めにブレーキを踏んで停止した際、エンジンとモータを繋ぐクラッチが解放したままになることがあるとのこと。
そのため、エンジンからの動力を伝達できず、アクセルを踏んでも発進できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に9件もの不具合が報告さており、市場からの情報により明らかになっています。
なお、マツダCX-60のリコールに関しては、その多くが「社内にて事前に発見されたもの」ではなく、「顧客情報・市場より明らかになったもの」がほとんど。
つまり、「社内では到底見つけることのできなかった」「市場に出さなければわからない」ほどに開発期限が迫られていた恐れがあり、この点はマツダ開発陣というよりも、組織全体に問題があるのでは?というのが素人ながらの考え。
CX-60の3列シート版となるCX-80は大丈夫なのだろうか?
そう考えると、2024年秋頃に発売されるであろう新型CX-80の開発は大丈夫なのだろうか?といった不安も出てくるのは当然で、発売後もリコールが頻繁的に届け出されるとなると、更なる批判が集中するのではないかと予想されます。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][マツダCX-60]
・3CA-KH3R3P/KH3R3P-100013~KH3R3P-113603/令和 4年7月5日~令和6年6月29日/9,422台
改善措置としては、全車両、トランスミッション制御コンピュータの制御プログラムを対策プログラムに修正し、トランスミッションの初期学習を実施するリコール作業を実施するとのことです。
自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?
今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「マツダのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。