ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTAR(GT6)を普段使いしてみての良い点・気になる点は?3ナンバーのクロスターは使い勝手が悪いのは本当なのか?
早いもので、私の新型フリードも納車されてもうすぐ1か月が経過する
2024年6月に私に納車されて、もうすぐ1か月が経過しようとしているホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEVクロスター(Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)3列6人乗り[2WD]。
走行距離も1,500kmを突破し、相変わらず普段使いする上で特に大きな不満の無い便利な車です。
今回は、本モデルが納車されてからの良い点や気になる点、そして3ナンバーであるクロスターの使い勝手についてまとめていきたいと思います。
メーカーオプション設定されたアダプティブドライビングビームやアクティブコーナリングライトは本当に便利
まずは、今回のフルモデルチェンジでe:HEV 3列6人乗りのみにメーカーオプション設定されたアダプティブドライビングビーム[ADB]とアクティブコーナリングライト[ACL]について。
ADBは、Honda SENSINGの一つで「夜間など暗い道をロービームで走行中、システムが前方の状況を検知。街灯などがなくて暗い場合、見やすいように自動でハイビームに。先行車や対向車を検知すると、照射範囲を自動でコントロールし、相手車両に眩しさを与えることなく、良好な視界を確保する」という機能。
一方のACLは、Honda SENSINGとは異なるものの「パワーモードがONモードで、車速が40km/h以下のときにヘッドライトが点灯していると、方向指示器やハンドル操作、シフトポジションをRにしたとき、アクティブコーナリングライトが点灯して夜間走行時の視認性を向上させる」というもの。
事故の危険性を低くできる機能を、一部のグレードに限定させるメリットが無い
ADBに関しては、特に街灯の少ないマイナーロードにてその力を発揮することが多く、オートハイビームだけでは賄いきれない”広範囲への照射”が可能になるため、単純に前方だけでなく左右の歩道などにも照射してくれるので、歩行者や自転車はもちろんのこと、田舎道であれば鹿やイノシシといった動物も確認できるのが魅力的。
オートハイビームだけでは確認できないところまで照射範囲が拡大することで、より一層交通意識が高まるのも事実ですし、こうした機能をメーカーオプションとして全グレードに展開させるのも、より安全性の向上と事故件数減少にもつながるのではないか?と思うんですね。
なので、ADBやACLといった夜間時の視界を良好にさせる機能は、e:HEV 3列6人乗りだけに限定さぜず、他のグレードも幅広く展開させるべきだと思いますし、ホンダはこのあたりの商売は下手だよなぁと思うのが正直な感想です。
おそらくホンダとしては、次回の一部改良やマイナーチェンジのタイミングにて、e:HEV 3列6人乗りに限定するのではなく、ガソリンモデルやハイブリッドe:HEVといった全体のグレードに適用されるのでは?と考えられ、いわゆる年次改良への余力残しだと推測しています。
3列目格納時は2列目キャプテンシートの使い勝手が一気に悪くなる
続いては、フリードの3列目シートの格納方法について。
ステップワゴン(New STEPWGN)やオデッセイ(New Odyssey)のように、床下格納タイプではなく、跳ね上げ式を採用しているフリードの3列目シートですが、先代からの技術踏襲とはいえ、やはりステップワゴンの床下収納の良さを知っているだけに、2列目キャプテンシートの使い勝手が一気に悪化してしまうのは気になるところ。
もちろん、購入前から分かっていたことなので「今すぐ何とかしてほしい」という想いは全く無いのですが、それこそマイナーチェンジや次世代モデルが登場する際には、ユーザーの意見を集約することで「跳ね上げ式」「床下格納」のどちらのリクエストが多いのかをまとめた上で、採用すべきかどうかを判断してほしいところ。
ちなみに、跳ね上げ式で不満に感じているポイントをまとめてみると、上の画像の通り格納したシートと、2列目シートが干渉してしまうために、2列目シートのリクライニングに制限ができてしまうということ。
こうした3列目シートとの干渉を避けるために、3列目シートの厚みを薄くして「格納しても2列目シートがリクライニング可能」になったのがトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)なので、この技術が何れ他のモデルに展開されることを期待したいところ。
あとは、後席乗員(主に子供)のリクライニングを優先したいがために、3列目シートを格納しないで活用するとなると、ラゲッジスペースに全く荷物が載せられないので、この点は乗員の意見を事前に確認するように心がけています。