フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴの発売日が2025年5月に大幅に遅れ、価格も上がるとの噂?更にコペンも一部改良でXPLAY廃止との噂も

大規模不正で一度立ち止まったダイハツだが、次なる一手でどのような動きを見せるのか注目

ダイハツの主力モデルの一部改良が延期となっていますが、2024年11月以降に一部改良が予定されているモデルの改良情報が明らかに。

既に改良の噂が浮上しているのはアトレー/ハイゼット/ロッキー/コペンで、今回は軽スポーツモデルのコペンから見ていきたいと思います。

この他にも、当初2023年7月に発売予定だったフルモデルチェンジ版・新型ムーヴに関する情報についてもチェックしていきたいと思います。


2025年モデルのコペンでは、SUVテイストとなるXPLAYが廃止に?

まずはダイハツの軽オープンスポーツでお馴染みとなるコペン(Daihatsu Copen)から見ていきましょう。

2024年1月の能登半島地震の影響により、自動車部品の供給が遅れている関係で、同年春から秋にかけての継続生産における法規対応が同年11月1日に延期となったため、このタイミングにめがけてアトレーやハイゼット、ロッキー、そしてコペンが一部改良版として新しく発売される予定です。

特にコペンシリーズに関しては、内外装デザインの変更といったマイナーチェンジ相当の変更は無いものの、後方確認装置や乗員保護(燃料漏れ防止)といった安全装備の強化が実施される予定です。

珍しく一部改良でグレード整理を実施か

更に注目したいポイントが、グレードラインナップの整理。

現在ラインナップされているコペンシリーズは、ローブ/セロ/XPLAY/GR-SPORTの大きく4種類。

この中でSUVテイストのXPLAYが、今回の一部改良にて廃止になる予定とのことで、どうやらサードパーティからのパーツ販売も大きく減ってしまったことが大きな要因なのだそう。

よくよく考えてみると、SUVテイストのスポーツモデルって結構珍しいグレードだと思いますが、こうしたニッチな市場でも前衛的なモデルの販売を継続していたダイハツが廃止にする理由も、やはり主力モデルの販売低下も大きな要因の一つになっているのかもしれませんね。

新型ムーヴは2025年5月に大幅に遅れる

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続いて、当初2023年7月に発売予定だったフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ(New Move)について。

こちらも2024年内の発売が極めて困難であることは、前回のブログでもお伝えした通りですが、具体的な理由としては、どうやら年次改良で順次新車・新型車に適用されるサイバーセキュリティ法に引っ掛かるため。

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このサイバーセキュリティ法は、当初の計画だと2023年7月に発売していれば、2026年5月まで対応を見送れる予定だったわけですが、度重なる不正問題により発売時期がどんどんと遅れ、気が付けば1年後の2024年7月になっても発売することができず、サイバーセキュリティ法に適用しなければならなくなったということに。

そうなると一番懸念しなければならないのが、以下の通り当初リークされたグレード別価格帯から大きく値上げする恐れがあるということ。

【(2024年)新型ムーヴのグレード別予想価格一覧】

[自然吸気系]

◇L:[2WD]1,292,500円/[4WD]1,416,700円

◇X:[2WD]1,419,000円/[4WD]1,543,200円

◇G:[2WD]1,633,500円/[4WD]1,757,700円


[ターボ系]

◇RS:[2WD]1,809,500円/[4WD]1,933,700万円

ムーヴの特徴の一つといえば、軽自動車の中でも安価な価格帯にて購入できるという点で、法規対応や不正問題発覚後から更なる評価が実施されているのであれば、開発費を回収する意味でも車両本体価格が高騰する可能性も十分高いわけで…

おそらく、当初ダイハツディーラーに配信されたグレード別価格帯では採算がとれないものと予想されますし、先ほどの通り2025年5月頃に発売されるのであれば、再考された価格一覧は2025年3月~4月に配信されるものと予想。

その頃には、後席スライドを採用する新型ムーヴにどれだけの注目度が集まるのかは不明ですが、「価格帯の安さを売り」にするであろうムーヴが、競合モデルやムーヴキャンバスに比べてどこまで価格帯を抑えて販売するのか注目したいところです。

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