ダイハツが今後の新車・新型車に関するプロジェクトを大幅修正!フルモデルチェンジ版・新型ムーヴは2025年春頃、次期トールは2027年以降に大幅延期
とりあえず2024年内にダイハツの新車・新型車が登場する可能性は限りなく低そうだ
2023年12月にダイハツの大規模不正により、全車種が生産・受注・販売・出荷・登録停止と大きな損害に。
その後、2024年5月に入ってからは、ようやく主力モデルとなるタント(Daihatsu New Tanto)やミラ(Mira)、ムーヴキャンバス(New Move Canbus)の生産・出荷・登録が進み、特にタントは2024年6月度の新車販売・登録台数において、競合モデルのホンダN-BOXやスズキ・スペーシア(Suzuki New Spacia)に続いて3位に返り咲きました。
その一方で、2024年秋以降にはフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ(New Move)が発売されるとの噂も浮上しましたが、どうやら年内発売は極めて困難であることが明らかとなりました。
多くの方が期待していたであろう次期トールの発売時期は、驚きの2027年以降に大幅延期
国内メディア・日刊自動車新聞電子版の報道によると、ダイハツは2024年7月11日、新車開発プロジェクトを大幅修正すると発表。
その中身はかなり大胆なもので、特に直近で発売されるはずだったフルモデルチェンジ版・新型トール(New THOR)は、2027年以降になることが明らかになっています。

具体的な内容としては以下の通りですが、ダイハツの主力モデルである次期ムーヴに関しても、本来であれば2024年秋頃に期待されたものの、どうやら2025年春頃の発売を目指しているそうで、これに合わせて軽商用EVでホンダN-VAN e:に対抗するモデルも、同時期に発売される可能性が高いそうです。
軽ハイブリッド車(HV)の開発を中止し、新型「トール」の発売は2027年6月以降に延ばす。
さらに、法規対応を柱とした継続生産車の改良が間に合わず、2024年11月から一部車種の生産を再び見合わせる。
一方、開発をほぼ終えている新型「ムーヴ」と軽商用EVは、25年春の発売を目指し、型式指定の申請などを進めていく。
こうした流れを見てみると、ダイハツは2024年内に次期モデルや新型車を投入する以前に、既存ラインナップモデルの改良版やマイチェン版の販売も困難な状況にあると考えられますし、更に2024年11月から一部車種の生産を見合わせるともなると、法規制の問題も絡めて生産継続が困難である可能性も高そう。
大規模不正により、2024年に入ってからダイハツは1台も改良モデルを発表していない
ちなみにダイハツ、2024年に入ってから一度も既存ラインナップモデルの一部改良やマイナーチェンジ、フルモデルチェンジ版の新車・新型車を一台も発表していないため、このまま2024年10月の法規制対応できず、そのまま現行モデルの受注がストップ → 2025年以降まで発売できない可能性も。
ちなみに、2024年10月の法規制に準拠できず、国内生産並びに販売を終了するのがマツダのエントリーコンパクトカーでお馴染みとなるMAZDA2であり、国内での販売需要が高くなく、採算がとれないことから生産終了という流れになっているため、最悪の場合、同じ理由でダイハツからもディスコンとあるモデルもでてくるのかもしれませんね。