スズキ新型フロンクスの気になるポイント!「着座位置はアイポイントは低い?」「ホンダWR-V同様にインド生産による独特なニオイの有無」等

競合モデルの多いカテゴリーだからこそ注目度の高い新型フロンクス

2024年9月に発表・発売予定となっている、スズキの新世代BセグメントSUVモデルとなる新型フロンクス(Suzuki New Fronx)。

日本国内では、排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+マイルドハイブリッドを採用し、更にインド市場では採用されていない電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が標準装備されるなど、一気に商品力を高めてきました。

ちなみに日本向けのフロンクスは、海外向け同様にインドでの生産となり、2024年8月1日より、日本での実車先行展示会が開催される予定です。

私も実車先行展示会に参加する予定ですが、忘備録も兼ねて個人的に注目したいポイントをいくつか見ていきたいと思います。


フロンクスの着座位置やアイポイントの高さ

まずは、フロンクスの運転席に座った際の着座位置と、アイポイントの高さについて。

着座位置については、運転席であればシートの上下調整が可能なのですが、最も一番低くしたときの高さに加えて、アイポイントが高いのか、それとも低いのかは気になる所。

参考までに、私が所有するホンダWR-Vは、BセグメントSUVにしては低い印象で、この点はホンダ特有の重心位置の低さと走行性能を優先していることが関係しているものと推測。

この他にも、私が他に所有するホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)と三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium、そしてダイハツ新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)Theory Gの3車種だと、最も着座位置とアイポイントが低いのはN-BOXでした。

フロンクスの場合、走行性能を重視しているのか、乗り心地を意識しているのか、それともトータルバランスを平均的なものに仕上げて、全体的に70点~80点ぐらいを目指しているのか…この辺りは実際に試乗してみないと分からないところ。

ちなみに、走りや静粛性、価格帯といったトータルバランスを平均的に仕上げ、何かに特化するわけでもなく70点~80点に仕上げているのがトヨタ・カローラクロス(Toyota New Corolla Cross)。

競合他車が多い分、どうしても新車・新型車では何か特化する機能・性能を求めがちですが、カローラクロスでは敢えてそういった特化型にするのではなく、平均点以上を求めるような優等生タイプなので、仮にフロンクスの仕上がりがカローラクロスに近いものであれば、競合モデルとなるWR-Vは簡単に喰われてしまうかもしれませんね。

後席の乗降り性や広さってどうなの?

続いてフロンクスにて気になるのが、後席の乗降り性。

既にYouTubeでも実車インプレッション動画が公開されているものの、まずは自分自身の体格で乗降りした際にどのように感じるのか?この辺りのフィーリングは大事にしたいところ。

なお、私は身長182センチで若干座高が高めになるため、今回ようなトップルーフからリアハッチにかけて下っていくようなクーペライクなクロスオーバーになると、どうしても頭が天井に当たる確率が高いため、フロンクスが天井に当たるのかどうかは注目したいところ。

コブシ0.5個分~1個分あるだけでも全く印象は異なりますが、後席の広さを重視しているWR-Vの場合は、コブシ0.5個分以上のクリアランスが設けられていましたし、足もとのスペースも十分確保されていました。

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