スズキ新型フロンクスの気になるポイント!「燃費や燃料タンク容量は?」「後席のアームレストは存在しない?」「予防安全装備の精度は?」等

スズキ新型フロンクスの受注は好調のようだ

2024年10月16日に発売予定となっている、スズキ新型フロンクス(Suzuki New Fronx)。

2024年8月1日より先行受注受付けを開始しており、既に一部のスズキディーラーでは出荷時期・納車時期なども明らかになっていて、おまけに受注状況も好調なのだそう。

私も本モデルの実車先行展示会に参加し、競合モデルとなるであろうホンダ新型WR-Vとの違いなどをインプレッションしてきましたが、今回はフロンクスの気になるポイントや不明だったポイントをいくつか紹介していきたいと思います。


フロンクスの燃費性能や燃料タンク容量はどれぐらい?

まずは、フロンクスの燃費性能と燃料タンク容量についてチェックしていきましょう。

フロンクスのパワートレインは、排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+マイルドハイブリッドで、最高出力100hp/最大トルク135Nmを発揮、トランスミッションは6速ATのみ。

そのため、WLTCモードでの平均燃費としては、前輪駆動[2WD]モデルで「19.0km/L」、四輪駆動[4WD]で「17.8km/L」となっています。

私にとってスズキの実燃費性能は未知の領域

ただ、スズキの燃費性能に関しては、実際に公道にて走らせた場合に「カタログ値よりも優れているのか」それとも「劣っているのか」は実際に走らせてみないとわからないため、直近の新型車にて見られるように「カタログ燃費×0.8倍程度」を実燃費で考えると、2WDで「15.2km/L」、4WDで「14.2km/L」と見た方が現実的なのかもしれません。

ちなみにフロンクスの燃料タンク容量は、BセグメントSUVながらも意外に小さめな「37L」で、競合モデルとなるホンダWR-Vの40Lより3Lも少ないんですね。

そう考えると、先ほどの仮定した実燃費で換算すると無給油で走れる距離は、2WDモデルで無給油562km、4WDモデルで無給油525kmということになります。

参考までに、私が所有するWR-Vのこれまでの給油・燃費記録を見ていくと、実燃費のバラつきは大きいものの12.39km/L~17.55km/Lで、無給油での走行距離は448km~642.6kmとなっています。

フロンクスやWR-Vに限らず、どのモデルでもエンジンのストップ&ゴーが少ない高速道路や郊外型で走らせるとなると、更に燃費性能は向上すると思いますし、場合によってはフロンクスの2WDモデルでも20km/Lを超える可能性もありますから、無給油で600km~700kmは余裕で走れそうなところ。

繰り返しにはなりますが、この辺りの実燃費は実際に走らせてみないわからないところですし、何れスズキモデル(特にマイルドハイブリッド)も購入して実際にインプレッションしてみたいところです。

予防安全装備Suzuki Safety Supportの精度が気になる

続いて気になるのが、Suzuki Safety Supportの精度。

具体的には、高速道路でのアダプティブクルーズコントロール[ACC](全車速追従機能)やレーンキープアシストなどを指しますが、特にACCでの前車との車間距離の取り方や加減速調整など、トヨタやホンダ、日産、三菱との違い、味付けがどのように異なるのかが気になるところ。

スズキのドライビングサポート(予防安全装備)に関しては、あまり細かくインプレッションできていないですし、実際に長距離運転しているときのドライビングサポートの安心感や体の疲れなども、何れインプレッションできればと思っています。

ちなみに、フロンクスに搭載される予防安全装備は以下の通り。

◇デュアルセンサーブレーキサポートⅡ

◇誤発進抑制機能

◇後方誤発進抑制機能

◇低速時ブレーキサポート(前進・後退)

◇パーキングセンサー(フロント、リア)

◇車線維持支援機能

◇車線逸脱抑制機能

◇発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]

◇ブラインドスポットモニター[車線変更サポート付]

◇リアクロストラフィックアラート[RCTA]

◇ヘッドアップディスプレイ[カラー]

◇アダプティブクルーズコントロール[ACC](全車速追従機能・停止保持機能付き)

◇ハイビームアシスト

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