やっぱアメリカ凄いな…トヨタ・カムリのエアコンが「クサイ」として集団訴訟→トヨタは和解金支払いへ。元ハイパーカーメーカーのデザイナーがブランド立上げ→待望の新型NILUを世界初公開
エアコンが臭いから集団訴訟を起こす…日本では考えられない話だな
アメリカ・カリフォルニア州にて、2012年~2015年モデルのトヨタ・カムリ(Toyota Camry)を購入・リースしたユーザーに対し、トヨタから100ドル(日本円に換算して約1.5万円)が振り込まれる可能性があるとのこと。
その理由というのが、エアコンユニット(HVAC)システムに不具合があるとして、冬や夏に使用すると車内がとんでもない悪臭で満たされる恐れがあるから。
この問題について、カムリユーザー達がトヨタに対して集団訴訟を起こしたため、これに対してトヨタは和解金を支払うことで合意したそうです。
エアコンからの悪臭をディーラーで修理しても直らなかった→トヨタを訴えることに
今回の悪臭問題に関する集団訴訟は、2015年にアメリカ・フロリダ州で起こされ、事の始まりはカムリのオーナーがエアコンをオンにすると「不快なニオイがした」とのことで、トヨタディーラーにて修理を依頼するも、その後も臭いが消えなかったことが原因なのだそう。
しかもこの問題は、一人のオーナーだけでなく複数のオーナーからの報告によって明らかになってもので、ユーザー側としては「工場の設計欠陥により、システム内に湿気が溜まり、カビの繁殖を引き起こした」ことが原因であると主張。
フロリダ州の裁判所は、トヨタに有利な判決を下しましたが、訴訟はその後カリフォルニア州にて引き継がれ、訴えたユーザー側が勝訴。
トヨタは、すべての容疑を否定しているものの、ブランドイメージを考慮してなのか和解に同意したとのこと。
原告側は約110万円の和解金、弁護士は約6億円の弁護士報酬
なお今回のエアコンからの悪臭に関する問題は、2024年5月31日以前にアメリカ・カリフォルニア州に居住し、同州で2012年~2015年モデルのカムリXV50を所有している、もしくは購入・リースした人を対象に和解金が支払われるとのことで、活性炭フィルターの交換および取付けに要した特定の自己負担費用として、最大100ドル(日本円に換算して約1.5万円)の払戻しを受けることができるとのこと。
そして興味深いことに、この100ドルの支払いは2024年5月31日以降に、自己負担費用が発生した所有者にのみ適用され、2024年5月31日以前に予期せぬ費用が発生した人は、活性炭フィルターの取付けやエアコンの蒸発器の洗浄にかかる合理的な未払い費用の払い戻しを請求できるそうです。
なお訴訟に関与したユーザー(原告)は、それぞれ7,500ドル(日本円に換算して約110万円)を受取ることになり、集団訴訟を代表した弁護士は、弁護士報酬として410万ドル(日本円に換算して約6億円)、経費として35万ドル(日本円に換算して約5.1億円)を要求しています。
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