日産CEOが次期R36 GT-Rの開発継続を正式に断言。シルビア復活を予感させる新スポーツカー計画と、エスピノーサ氏が描く「熱い日産」の未来

今回の長期ビジョンの発表会では、ユーザーをワクワクさせてくれるような内容が盛りだくさん

2026年4月14日、日産が長期ビジョンに向けた新型車の発表を行い、フルモデルチェンジ版・新型エクストレイル (Nissan New X-Trail, T34)/ローグ (New Rogue)や、新型ジュークEV (New JUKE EV)の実車初公開、そして新型スカイライン (New SKYLINE, RV38?)と新型エクステラ (New XTerra)を先行公開しました。

この他にも、次世代AIを用いたプロパイロット技術付きの新型エルグランド (New Elgrand, E53)を、2027年度末に導入したり、2028年には次期ノートシリーズの派生車種が登場するなど、まさに日産にとって忙しい時期がやってくるわけですが、その中で更に注目されているのが、「次期GT-R R36」と「新たなスポーツカー」。

今回の発表会では、そんなスポーツモデルについて、日産CEOのイヴァン・エスピノーサ氏が衝撃的な発言をしています。


日産CEO「次期GT-Rは現在開発中である」

日産が2007年にR35 GT-Rを「777万円」という価格で衝撃デビューして約20年。

度重なる改良やマイナーチェンジ、そしてビッグマイナーチェンジを実施することでパフォーマンスを向上させてきたわけですが、結局のところR36 GT-Rとしてフルモデルチェンジすることなく、2025年8月に生産終了することに。

このまま次期R36 GT-Rは登場しないのか…

日産を象徴するスポーツカーはフェアレディZ (New Fairlady Z, RZ34)で終ってしまうのか…

そう思われた方も少なくないと思いますが、今回の発表会で日産CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は、「既に次期GT-R R36は開発を進めている」ことを正式に認めたとのこと。

はい、GT-Rの開発に取り組んでいます。

実際、既に取り組んでいます。

今日お話しできる詳細はあまりありませんが、GT-Rは必ず登場します。

そして、これまでと同様に、信頼性と実績を携えて登場します。

なぜなら、GT-Rは会社の象徴であるだけでなく、業界の象徴でもあるからです。

明石氏のチームが技術的に何ができるかを証明するものなのです。

via:motor1.com

具体的なスペックであったり、詳細なデザインを明かすわけでもなく、意外とあっさりした回答ではあったものの、次期GT-Rの存在が明らかになっただけでも衝撃的。

そして何よりも、日産を象徴するフラッグシップスポーツカーを諦めていなかったことが、今回の発表会の重要トピックスだと思うんですね。

日産CEOが次期GT-Rの存在を認めることの重み

なお、次期GT-Rの開発有無であったり、「本当に将来的に市販化されるのか?」といった情報に関しては、各大手カーメディアでも「日産幹部」から回答は得られていたものの、日産CEO本人から直接確認されたのは今回が初めて。

つまり、日産CEOの今回の発言・回答は、それだけ重要度が高い上に責任も重いわけですし、日産の未来が大きく変わる可能性もあるわけですね。

2025年末にトヨタ新型GR GTが発表されたときのように、やはり国産スポーツカー/スーパーカーが登場することは、日本の自動車市場を大きく盛り上げるきっかけにもなりますし、何よりも「スポーツカーは何物にも代えがたい特別な車」なのは確か。

Yahoo!ニュースやSNSなどのコメント欄を見ていくと・・・

・存続が危うい企業が、今更スポーツカーの開発してどうするの?

・日産は何も学んでいない

・まずは無能な役員を切り捨てろ

・販売車種を減らす余裕があるのなら、次期GT-Rなんか不要だろ

といった心無いコメントが散見されます。

確かに、赤字が続く日産にとって、次世代スポーツカーの開発は無謀なようにも見えるものの、一方で「販売車種を2割減らす」背景には、GT-R含む次世代モデルの開発を効率よく進めるための重要な戦略の一つでもあるため、今の日産は「決して無謀なチャレンジを行っているわけではない」と思うんですね。

そもそも、本当に経営が厳しい状況であれば、次期GT-Rどころか、現在ラインナップされているフェアレディZ (RZ34)のマイナーチェンジ版であったり、2027年初めに販売予定の新型スカイラインも登場することは無かったはず。

面白みのある車も登場することなく、加えてワクワクするような新型車も導入されなければ、それこそ日産は経営の危機に立たされるわけで…

あくまでも素人目線ではあるものの、今の日産は戦略を立てた上で”勢いを付けている”と睨んでおり、今後のV字回復に期待したいところです。

2ページ目:日産は、次期R36 GT-R以外のスポーツカーの開発も示唆?