見た目は新型プリウス風…ナランが4人乗り&約3.2億円もするハイパーカーを発表!トヨタが2025年モデルの新型タンドラTRD専用のrallyパッケージを公開

ドイツの新興メーカーが「トヨタのあのモデル」にそっくりなハイパーカーを発表!

ドイツの新興メーカーであるナラン・オートモーティブが、2024年8月下旬に開催されるサロン・プリヴェにて、新型ハイパーカーのプロトタイプを披露することを明らかにしました。

ナラン・オートモーティブといえば、2024年6月にハイパークーペ(Naran Automotive HYPER COUPE)なるモデルを発表したものの、その詳細は一切明らかにはならず「構想段階で終ったか…」ともいわれました。

ちなみに、本ブランドの創業者であるアミール・ナラン氏は、WYNデザインのジョウィン・ウォン氏と協力することで、この車のモータースポーツ風のスタイリングを考案したと発表。

ウォン氏の名前にピンとこないかもしれませんが、同氏はデ・トマソP72やアポロ・インテンサ・エモツィオーネ(Apollo IE)を手がけたことでも有名な人物です。


ヘッドライト周りはトヨタ新型プリウス風なハイパークーペ・プロトタイプ

こちらが今回、サロン・プリヴェにて公開される新型ハイパークーペ・プロトタイプ。

見た目はトヨタ新型プリウス(Toyota New Prius, 60系)をサーキット仕様に改造したかのようにも見え、特に”コ”の型ヘッドライトやフロントノーズ部分は、トヨタの新世代デザイン言語であるハンマーヘッド風。

エクステリアを見てもお分かりの通り、フロントフードボンネットにはダクトが設けられ、イエローアクセントが目立つフロントスプリッターが特徴的。

こちらはサイドビュー。

スポーティなサイドスカートや巨大リアウィング、カーボンセラミックブレーキシステムが採用され、更にハイブリッドカーボンホイールなるものも装着。

ナランによると、このモデルには複合ボディパネルと「両端にヒンジ付きクラムシェル」が採用されているそうで、公道だけでなくサーキットでの走行性能も非常に高いとのこと。

ノンハイブリッド仕様で1,000馬力超え!しかも4人乗り

内装の画像は公開していませんが、高級レザーシートやCNCミルド加工のビレットアルミアクセントが加味されたオーナメントパネルに加え、ジョウィン・ウォン氏が好みとなる大理石やグラナイト、更には金箔といった様々な素材を採用することも可能とのこと。

パワートレインは、排気量5.0L V型8気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力1,063ps/最大トルク1,035Nmを発揮するノンハイブリッド仕様で、トランスミッションは「特注」仕様だそうで、駆動方式は四輪駆動[AWD]ではあるものの、後輪駆動[RWD]に設定することも可能とのこと。

同社によれば、パフォーマンスとしては0-96km/hの加速時間が僅か2.3秒、0-322km/hの加速時間は16.5秒とのことで、「世界最速の非電動”4人乗り”ハイパーカー」なのだそう。

車両本体価格は日本円で3.2億円超え!デポジットで5,000万円以上

てっきり2シーターレイアウトのハイパーカーかと思いきや、意外にも実用性を考慮した2+2シーターで、更には油圧式ステアリングや4方向に調整可能なダンパー、ダブルウィッシュボーン式サスペンションの採用に加え、「レーストラックにヒントを得たエアロパック」についても言及しており、これは1,377kgのダウンフォースを生み出すそうです。

価格帯は200万ユーロ(日本円換算で約3.2億円)と超高額で、頭金(デポジット)として35万ユーロ(日本円換算で5,640万円)を支払う必要があり、どことなくブガッティの流れを汲んでいるようにも見えますが、そもそも世界限定何台販売されるのか、製造できるレベルに到達しているのかも気になるところです。

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