ポルシェが新型911(992世代)をベースに「911ターボ生誕50周年」を記念した特別仕様車を世界限定1974台のみ販売へ！モントレーカーウィーク向けの違反取締も強化中

2024-08-16

早いもので1974年にポルシェ911ターボが誕生して50年が経過するのか…

2024年8月16日より開催のモントレー・カー・ウィークにて、ポルシェが911ターボ生誕50周年を記念した特別仕様車「911ターボ50周年記念(Porsche 911 Turbo 50 Years Edition)」を世界初公開しました。

この特別仕様車は、内外装ともにノスタルジックなデザインが特徴で、1974年のデビュー時期に合わせて、世界限定1974台のみ生産されることが明らかとなりました。

おそらく日本でも僅かな振り分け台数にて販売されると思われますが、すぐに中古車市場にて高額値で転売されるのではないかと予想されます。

こちらがモントレー・カー・ウィーク2024にて発表された、ポルシェ911ターボの生誕50周年記念モデルとなる特別仕様車911 Turbo 50 Years Edition。

本モデルは、現行911(992.1世代)のプラットフォームがベースとなり、オプションのヘリテージ・デザイン・パッケージを組合わせ、リアフェンダーには”Turbo”といった独特のデカールが加味されています。

ちなみにこのモデルに採用されてボディカラーは、公道仕様の911 Turbo(930)のインスピレーションとなった1973年式ポルシェ911 RSR Turboコンセプトのカラーリングを参考にしているとのことで、どこか懐かしみのあるカラーリングが本モデルの一番の特徴なのかも。

この他のクールなディテールアクセントには、リアウィングやリアロアバンパー、ミラーベース、そしてバンパー吸気口がアンスラサイトグレーに仕上げられています。

こちらはリアクォータービュー。

本モデルでは、ターボナイトと呼ばれるカラーが採用されており、タイカン(Taycan)やパナメーラ(Panamera)、マカン(Macan)、カイエン(Cayenne)に続き、911シリーズにて初めて採用されました。

なお特別仕様車では、このカラーがアルミホイールやリアデッキリッド、燃料キャップ、ポルシェクレストにも採用されています。

更にエンジンカバーには「1974-2024」の文字が刻まれており、パドルライトにもターボアイコンが表示されています。

インテリアはこんな感じ。

内装のテーマには、1970年代のツァイトガイスト運動からインスピレーションを得ていて、シートとドアパネルには大胆なマッケンジー・タータン・インサートが施されているのがポイント。

シートベルトやコントラストステッチには、先ほどのバッジでも採用されたターボナイトのアクセントが施され、ルーフライナーは穴あきのRaceTexで覆われています。

なお”Turbo 50”バッジは、サイドシルにもアンビエントライト付きで採用されたり、ヘッドレストや番号入りの記念プレート、ダッシュボードに取り付けられた時計なども特別感を演出しています。

なおポルシェは、今回の50周年記念モデルにあわせて、ヘリテージ・デザイン・パッケージとなる「50 Years Turbo」も発表。

このパッケージは、アベンチュリン・グリーン・メタリックのボディに、鮮やかなシルバーのボンネットと、ヴィンテージレースカーを彷彿とさせるシルク・マット・デカール(オプション)を組み合わせた特別オプションとなります。

エクステリアには、ホワイトとシルバーで仕上げられたゴージャスなスポーツクラシックホイールが装着され、センターキャップには1964年版のポルシェ・クレストエンブレムがあしらわれています。

そしてリアバッジは、エレガントなゴールド仕上げになっているのも特徴。

インテリアも見ていくと、拡張されたレザー表皮が確認でき、タータンアクセントやグリーンのダイヤルなども採用。

ちなみに本モデルのパワートレインは、標準モデルとなる911ターボSと同じ排気量3.7L　水平対向6気筒ツインターボエンジンが搭載され、最高出力650ps／最大トルク800Nmを発揮、トランスミッションは8速PKDのみ、駆動方式は四輪駆動[AWD]のみをラインナップ。

価格帯については、日本だと3,642万円からで、アメリカ市場だと261,100ドル(日本円に換算して約3,890万円)ですが、おそらく中古車市場やオークションでは優に6,000万円を超えて来るのではないかと予想されます。