やっぱりまだ電気自動車は怖いな…米リビアンのピュアEVモデルが原因不明の火災で30台以上が全焼…フルモデルチェンジ版・日産の新型 アルマーダのティーザー画像が突如公開!
こういった火災の報道を見ると、自分にはまだまだ電気自動車は早いように思える
2024年8月24日、アメリカ・イリノイ州ノーマルにある電気自動車メーカー・リビアンの工場にて、本メーカーがラインナップするピュアEVモデルから突如火災が発生し、30台以上の車両が全焼しました。
消防局の情報によると、当時21時45分ごろにリビアン工場に停めてあった出荷前の車両から火災が発生しているとの通報を受け、現地に駆け付けたところ、同工場の北側駐車場から炎と煙が噴出 → 現地での火災の様子が動画にて公開されました。
幸い、この火災で車両以外へと炎は燃え広がらず、工場も焼けることなく、負傷者も居なかったとのことです。
火災の原因は「不明」
こちらが、リビアン工場にて火災が発生したという現場。
地元ノーマル消防署の広報担当者であるマット・スワニー氏は、地元メディアであるWEEK-TVに対し、消防士らは翌日の日曜深夜までに鎮火したものの、火災で燃えてしまった車両たちは未だ現場に残っていると説明。
マット・スワニー氏は既にコメントしている通り、今回の火災原因はリビアン車のバッテリーの爆発・火災によるものが原因だと断言していて、しかしバッテリー搭載車を消火するのは極めて困難な場合があり、再発火の恐れもあるそうです。
ただ同氏の説明によると、火災の原因は「バッテリーの爆発・火災」だと断言しているにも関わらず、そもそもなぜ爆発・火災が発生したのか?といった原因は「不明」とのことで、現在消防署は調査を進めている段階とのこと。
ちなみにこの工場では、R1TとR1Sの2車種を製造しているそうですが、ちょっと衝撃的なことに、リビアンはピュアEVモデルを1台売るごとに33,000ドル(約477万円)の赤字を出していることが明らかに。
他の電気自動車メーカーも1台の車を売るごとに数百万円単位の赤字を出している
この他、中国のピュアEVモデルでお馴染みとなるシャオミ(Xiaomi)SU7等は、1台売るごとに9,200ドル(日本円に換算して約133万円)、更にフォードのピュアEVは47,600ドル(日本円に換算して約688万円)の赤字を出していることが判明しています。
なおこのデータからだと、リビアンの損益分岐点はどの辺りになるのか?は明らかになっていないものの、上記3メーカーのなかで最も赤字の少ないシャオミの場合は30万台~40万台を販売すれば「黒字に変わる」そうで、この数字を見るとリビアンやフォードは「黒字化するにはまだまだ先の話」になってしまうようです。
少し話は脱線していまいましたが、FacebookのRIVIAN Electric Vehicles Discussionグループに投稿された内容を見てみると、その被害台数は30台以上であることは確実で、各車両のフレームまでが焼け落ちていることが確認できます。
今回の火災が原因でリビアンの工場が停止するといった情報は特に無いものの、こうした火災事故を見ると「まだまだ電気自動車は自分には早いかも…」「火災が怖くて中々乗れないな…」と思われる方も少なくないかもしれませんね。