【価格は日本円で約665万円から】北米ホンダの新型 シビックタイプR (FL5)が2回目の値上がり!一方で日本は受注停止中ながらも1度も値上がりせず
なおアメリカではシビックタイプR (FL5)の受注を受付け中
2022年9月に発売されて、もうすぐ2年が経過するホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR (Honda New Civic Type R, FL5)。
日本での価格は4,997,300円(税込み)で販売され、全国での累計受注数は約3万台に到達したために、発売から僅か4か月後の2023年1月に受注停止。
納期としては「受注停止手前のオーダー分で2026年秋頃」という回答になっていますが、このオーダー分までに関しては「イヤーチェンジはあっても値上げすることなく、発売当初の価格で納車する」計画となっているようです。
アメリカでは2年連続の値上げとなり、2023年モデルから約27.5万円の値上げに
企業努力により、日本での販売価格が維持されているシビックタイプR (FL5)ですが、一方のアメリカ市場向けとして発表される2025年モデルは「2回目の値上げ」となることが発覚。
海外カーメディアAutoblogの報道によると、2023年モデルとして発表されたFL5の車両本体価格は43,990ドル(日本円に換算して約638万円)でしたが、その翌年の2024年モデルでは800ドル(日本円に換算して約11.6万円)の値上げに。
そして今回の2025年モデルでは、更に1,100ドル(日本円に換算して約16万円)の値上げとなる45,890ドル(日本円に換算して約665万円)での販売となるわけですが、2023年モデルから比べると累計1,900ドル(日本円に換算して約27.5万円)値上げしたことになります。
イヤーチェンジという名の「価格改訂のみ」で、装備などの変更・改良などは無し
なおアメリカ市場向けは、あくまでもイヤーチェンジモデルとして販売を継続しており、特にこれといった改良・変更を加えることなく、発注時の型式が繰り上がるのみ。
これは日本向けも同様で、注文番号の一部が繰り上がるだけで装備内容が一部変更されることもありませんが、アメリカ向けと違って車両本体価格はそのまま据え置き。
つまり、日本向けとアメリカ向けは基本的に同じ装備でありながらも、アメリカ向けだけは値上がりすることになるわけですが、その理由としては「生産と物流に関連するコストの上昇」が起因しているそうで、おそらく日本向けが値上げされない理由としては…
・日本向けのバックオーダーが多いことによる長納期で顧客を待たせている
・受注停止していない海外向けを値上げすることで、日本向けとの帳尻を合わせている
ということが考えられそう。
仮に受注再開したときの値上げが怖いな…
昨今は物価高騰により、車両本体価格が高騰していることはもちろんのこと、改良・変更なく(むしろ改悪することも…)価格が改訂されることもありますが、日本向けのFL5は装備内容も品質も変わることなく「価格を維持」しているため、改めて「FL5を発売当時の価格で顧客に提供したい」というホンダのプライドが見られるところ。
現時点でFL5が受注再開するかどうかは不明ながらも、仮に2026年秋頃までのバックオーダーが全て捌けたとして、その後の2027年モデル?としての受注が再開された場合、年次改良や材料費+物流費の高騰により大幅な値上げ(+30万円~+50万円ぐらい?)は覚悟した方が良いのかもしれませんね。