新型N-BOX JOYやスペーシアギア、デリカミニに続く新たなライバル!スバル新型シフォンのアウトドア&新グレード「トライ」が”シレッ”と先行公開へ

まさかこのタイミングでダイハツ・タント・ファンクロスのOEMモデルが登場するとは…

2024年9月は、ホンダN-BOXの派生&アウトドア志向モデルとなる新型N-BOXジョイ(Honda New N-BOX JOY)と、スズキ新型スペーシアギア(Suzuki New Spacia Gear)が発表・発売される予定ですが、何とここに新たな刺客として、スバルからもアウトドア志向のシフォン・トライ(Subaru New Chiffon TRY)が発売されることが決定しました。

このモデルは、ダイハツの軽トールワゴンであるタント・ファンクロス(Daihatsu New Tanto FUNCROSS)をベースにしたOEMモデルで、エンブレムがスバルの六連星に変更されます。

もちろん競合モデルには、ホンダN-BOX JOYやスズキ・スペーシアギア、そして三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)が含まれています。


見た目はタント・ファンクロスをベースにしたOEMモデル

こちらが今回、スバル公式が”シレッ”と公開した新型シフォン・トライの公式ティーザー画像。

2024年9月上旬時点で、既に受注を開始しているとのことで、発売時期も同月下旬を予定していることから、N-BOX JOYとスペーシアギアに真っ向から勝負するものと予想されます。

フロントマスクを見てもお分かりの通り、ベースとなるモデルはタント・ファンクロス。

サンバーシリーズ以来となる”トライ”を車名に採用

ちなみに”トライ”という名称は、過去にスバルがラインナップしていたサンバー”トライ”以来になるわけですが(1992年頃なので約30年ぶり!)、ダイハツ・ロッキー(Daihatsu Rocky)のガソリンモデルをベースにしたレックス(REX)含め、過去の車名を持ち込むケースが増えているようです。

なおボディカラーは、本モデルのイメージカラーにもなっているレイクブルーメタリック×ブラックマイカメタリックルーフの2トーンカラーで、カラー名称もダイハツのカラーコードと全く同じ。

ファンクロスがベースということもあり、やはりアウトドアを強くイメージしたSUVテイストなため、タフなデザインに加えて、フロントバンパーなどには無塗装ブラックの樹脂パーツを多用しているのがわかります。

個性を引き出す”TRY”専用ロゴ

こちらはリアエンド。

リアテールゲートには”CHIFFON”に加えて”TRY”のネームバッジも貼付。

内装もファンクロス同様に撥水加工のファブリックシート

インテリアは迷彩チックな色合いとなるグレーとブラックのデュアルトーンで、オレンジのカラードアクセントが遊び心を演出。

基本的なメーターデザインや10インチナビゲーションディスプレイも、ダイハツがベースとなります。

ラゲッジスペースも使い勝手ヨシ

ちなみにこちらは荷室スペース。

後席が左右別々にスライド可能なリアシート分割ロングスライド機能(スライド量240mm)や、荷室をフラットにすることが可能な上下2段調整式カーゴボード、更には暗い中でも快適に積み下ろしが可能なカーゴルームランプを搭載。

センターピラーレスのミラクルオープンドアがタント/シフォンの強み

続いて室内空間を見ていくと、室内長2,125mmでBピラーレスにしたミラクルオープンドアの採用により、助手席側開口幅1,490mmの解放感たっぷりの室内を実現。

助手席もフルフラット機構で分割可倒式50度リクライニングリアシートを採用していますし、この他にも、後席用&カーゴルームからでも充電可能なUSBポートが標準装備されています。

ユーティリティ関係も充実しているシフォン・トライ

続いてユーティリティ関係を見ていくと、デリカミニやN-BOX JOY、スペーシアギアにも採用されている格納式シートバックテーブルが搭載され、運転席・助手席側の両方に装備されるのは嬉しいポイント。

この他、撥水加工タイプのフルファブリックシートや、防水加工式後席シートバックも装備。

安全機能については、ダイハツのスマートアシストがベースにしつつ、横滑りしても安定性を向上させるビークルダイナミクスコントロール(VDC)などを採用しています。

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