アメリカで最も安価なセダンの日産ヴァーサが2025年モデルより値上げ!アルファロメオ・ジュリアが全く売れずに「200万円以上」の値下げに

アメリカで最も安価なセダンのヴァーサが2025年モデルで値上げに

日産のコンパクトセダンでお馴染みとなるヴァーサ(Nissan Versa)。

アメリカでは最も安価なセダンとしてラインナップされていますが、日本ではラインナップされていません(日本だと日産のセダンはV37スカイラインのみ)。

今回、そんなヴァーサが2025年モデルとして一部改良され、商品力の向上に加えてプリペイドサービスなども追加されますが、その分車両本体価格も値上げすることに。

反対に、アルファロメオの4ドアセダンでお馴染みとなるジュリア(Alfaromeo Giulia)は、アメリカでは全く売れずに値引き・値下げしていることが明らかとなりました。


2025年モデルのヴァーサは何が変化・改良される?

こちらが今回発表された、2025年モデルの一部改良版となるヴァーサ。

内外装デザインは特に変更されず、全グレードにLEDヘッドライトが標準装備され、更に3回分のオイル交換プリペイド券がサービスされます。

ちなみにヴァーサは、2025年モデルで最後の生産・販売になると言われており、2025年年内にはアメリカでの販売を終了すると言われています。

改めて2025年モデルのヴァーサを見ていきましょう。

エクステリアデザインは特に変更されず、フロントマスクも日本向けのデイズ(Dayz)やノート(New Note, E13)のように水平基調のメッキ調ガーニッシュを追加することで立体感を演出。

LEDヘッドライトの標準化は生産ラインの簡素化が狙いか

そして今回の一部改良では、エントリーグレードSでも中間グレードSVと同じくLEDヘッドライトが標準装備されるため、その分の車両本体価格が上がるのは致し方ない所ですし、日産としても生産ラインを簡素化するのが狙いだと予想されます。

プリペイドオイルサービスは賛否分かれそうだな…

そして、プリペイドオイル交換サービスについては、日産のメンテナンスケアプログラムより、2年間または24,000マイル(約38,000km)の何れか早い方までの3回分のオイル交換をサービス。

このサービスは、ディーラーでのメンテナンスを不要に感じる方からすると無駄な値上げになってしまうため、ある意味賛否が大きく分かれるところかもしれません。

こちらはインテリア。

特に大きな変化もなく、SRグレードになると8インチナビゲーションディスプレイが搭載され、メーターも4.2インチの縦型液晶+アナログのハイブリッドを採用。

ちなみにこのナビゲーションディスプレイ、SRグレード以外では7インチが搭載されるとのことですが、Android Auto/Apple CarPlayにも対応しているため、そこまで大きなディスプレイを求めていない方からすると丁度良いサイズ感かもしれませんね。

シートもスポーティなブラック×ダークローズのコンビカラーで、シート表皮はフルファブリックを採用。

後席もフロント同様にブラック×レッドのコンビタイプを採用しています。

この他にも、SRグレードでは4口のUSBポートやワイヤレス充電パッド、フロントシートヒーターなども標準装備。

エンジンは変わらずの直4 NAで、気になる価格帯は?

続いてパワートレインですが、これまでと変わらず排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し最高出力124ps/最大トルク154Nmを発揮し、トランスミッションは5速MT/CVTの2種類をラインナップします。

最後にグレード別価格帯を見ていきましょう。

グレード構成としては、以下の通り4種類を設定し、駆動方式は前輪駆動[FWD]のみとなります。

◇Sグレード(5速MT):17,190ドル(日本円に換算して約247万円)

◇Sグレード(CVT):18,990ドル(日本円に換算して約273万円)

◇SVグレード(CVT):20,490ドル(日本円に換算して約295万円)

◇SRグレード(CVT):21,190ドル(日本円に換算して約305万円)

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