スーパーカーに日産フェアレディZのヘッドライト採用?!小松航空祭にてランボルギーニ・カウンタック 25th AnniversaryとディアブロGTの実車を見てきた!
第1回スーパーカー&エアーフェス in 小松で気になったスーパーカーたちをチェック!
2024年9月22日(日)、石川県小松市にて開催された小松航空祭の前日祭となる「第1回スーパーカー&エアーフェス in 小松」。
前回のブログでは、イベント概要と出展されたスーパーカー/スポーツカーたちをダイジェストにてお届けしましたが、今回は個人的に注目していたスーパーカー達を見ていきたいと思います。
今回注目したいモデルは、ランボルギーニのフラッグシップモデルともいえるカウンタック(Lamborghini Countach, 別名:クンタッチ)とディアブロ(Diablo)。
その中でもかなり希少性の高い、カウンタック 25th AnniersaryとディアブロGTが出展されていましたので、こちらを素人目線ながらインプレッションしていきたいと思います。
「日産フェアレディZのヘッドライト」が採用されたランボルギーニ・ディアブロGT
こちらが今回、三重県鈴鹿市を拠点としているデイトナさんが特別出展していたランボルギーニ・ディアブロGT。
年式は1999年式とのことで、ランボルギーニの親会社がアウディ資本へと変わって初めてのフラッグシップモデルになるわけですが、公道仕様&後輪駆動[RWD]で販売されたGTはかなり希少で世界限定80台のみ。
ボディカラーは過激なオレンジの有彩色でありながらも、かなりワイドさが際立っていますね。
ちなみにこのモデル、従来のディアブロに比べて前後のトレッド幅が拡大されているため、よりワイド&ローが際立つボディスタイルになるわけですが、その見た目は現代のスーパーカーにはない懐かしみがありながらも存在感は圧倒的。
そしてディアブロGT含む、ディアブロ後期にて採用されているオープンヘッドライトは、何と日産フェアレディZ(Nissan Fairlady Z, Z32/300ZX)からの流用。
前期モデルでは、カウンタック同様にポップアップ式のリトラクタブルヘッドライトが採用されていましたが、法規対応や安全性の観点から廃止となり、急きょ固定式ヘッドライトを装着する必要がありました。
しかしながら、当時のランボルギーニの技術では、これだけの傾斜角度で前方を照射できるヘッドライトを製造することができなかったため、Z32型フェアレディZのヘッドライトユニットを流用することになったんですね。
今ではディアブロあるあるとして受け継がれていますが、当時は衝撃的なニュースでしたし、なかにはZ32型をディアブロ風に改造するユーザーも登場するほどでした。
あとは、リアデザインも角ばったスタイリングに、全幅いっぱいの固定式リアウィングを装着した姿は戦闘機そのもの。
トップルーフにはルーフスクープを装着。
そして他に展示されていたスーパーカーも同様ですが、コーティングがバッチバチに効いているので、雨の水滴が気持ち良く弾いているのを見ると、やはり「スーパーカーにかけるコストは惜しまない」というオーナー様の強い想いが伝わってきました。
足もとのホイールも深リム!
ブレーキキャリパーもボディカラーに併せてオレンジに塗装されています。
今回のスーパーカーフェスの目玉モデルになっていたディアブロGTですが、改めてこうして間近で拝見するのは初めてであり、その存在感はまさにキングオブスーパーカー。