次期パジェロか?三菱が3列7人乗りの新型コンセプトSUVのティーザー画像を2024年10月1日に公開!同日にはビッグMCの新しいアウトランダーPHEVも
三菱が突如として新型コンセプトカーの登場を予告
2024年10月1日、三菱のフィリピン法人であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)が、新世代コンセプトカーのティーザー画像を公開し、2024年10月24日~27日に開催される第9回 フィリピン国際モーターショー(PIMS)にて世界初公開することを明らかにしました。
三菱曰く、今回予告されているコンセプトカーは、三菱の歴史上初めてとなる、「フィリピンでの発表を舞台にしたグローバルモデル」なのだそう。
現時点ではどのようなモデルなのかは不明ですが、もしかする次期パジェロ(Mitsubishi New Pajero)や次期パジェロスポーツ(New Pajero Sport)、もしくは次期エクスパンダー(New XPander)を示唆するモデルかもしれません。
コンセプトカーは3列7人乗りのSUV
こちらが今回、三菱のフィリピン法人であるMMPCが公開したコンセプトモデルのティーザー画像。
MMPC曰く、このモデルは「3列7人乗りのSUVコンセプト」だそうで、三菱が過去に発表したエクスフォースよりも大きくなることは確実で、現行アウトランダー(New Outlander)相当もしくはパジェロ並みの大きさを持つラージサイズSUVである可能性が高そう。
上のティーザー画像でも確認できますが、ヘッドライト意匠はエクスフォースのようなトールハンマー風のLEDが採用され、フロントグリルは空気が入り込まない面構成でありながらも、もしかするとビッグマイチェン版・新型アウトランダーPHEVのようにグリルシャッターを設ける可能性も高そう。
そしてフロントフードボンネットにも、独特のダクトもしくはプレスラインのようなものが確認できますが、そもそもこのコンセプトモデルが内燃機関を搭載するモデルなのか、100%電気自動車のピュアEVなのかまでは不明。
リアドアはスライドドアを採用する?
そしてこちらはリアクォーターウィンドウ周り。
空力を考慮するような4つのスリットのようなものが確認でき、アウタードアハンドルは確認できませんが、フラッシュタイプなのか、それともピラーマウント式なのか…はたまたスライドドアを採用するのか不明。
なおMMPCによれば、この7人乗りSUVコンセプトは、「ドライバーの冒険心を呼び覚まし、乗る人全員にワクワク感を与える充実したモビリティライフを提供する」とのことで、これまでの三菱の取り組みを体現した理想的なモデルなのだそう。
今回のコンセプトカーは、フィリピン市場の重要性を強くアピール
そして、このコンセプトカーをフィリピンにて発表することで、同ブランドのASEANドライバーへの献身を強調し、三菱のグローバル戦略におけるMMPCの重要な役割を再確認するものであることも明らかにしています。
従来このようなグローバルデビューは、タイやインドネシアなどの他の主要市場で行われてきましたが、フィリピンを舞台とした大々的なデビュー・発表は今回が初めて。
三菱にとっての新たな取組みであり、新たな挑戦を意味するモデルでもあるわけですが、このモデルがフィリピン市場に留まるのか、それとも諸外国や日本市場でも将来的に市販化されるのかは気になるところ。
MMPC CEO「アセアン地域に最高品質の車両を提供」
なおMMPCのCEOである今枝律 氏によると、「フィリピンで世界初公開するという決定は、三菱のグローバル事業における同国の重要性が高まっている証です」と述べており、加えて「この新しいコンセプトカーは、アセアン地域に最高品質の車両を提供するという三菱のビジョンを反映しており、フィリピンで初めて披露されることを大変嬉しく思います」と語っていることから、フィリピンに留まるモデルというわけではなさそう。
本モデルは、ブランドの職人技の伝統と市場の独自の要求を満たす車両開発への取り組みを融合しているとのことですし、これまでにない技術の導入に加え、未だ自動車業界では採用されていないような新技術が盛り込まれることにも期待したいところです。