イギリスにて盗まれた日産GT-R R35やランボルギーニ・ウラカンなどの計30台以上が、約8年ぶりに「タイ」で発見される。ポルシェ新型911ターボ (992.2世代)のデザインがリーク!

まさか2016年にイギリスにて盗まれたスーパーカー達が、約8年ぶりに「別の国」で発見されるとは…

イギリスにて、2016年~2017年にかけて累計30台以上のスーパーカー/スポーツカーが盗まれる事件が発生。

この事件が発生してから約8年後となる2024年に、何と約10,000kmも離れたタイへと輸送されていたことが判明し、盗まれた車両全てが回収されたとして大きな話題となっています。

盗まれた30台以上のスーパーカー/スポーツカーには、ポルシェやランボルギーニ、フォードといったブランドもあるそうで、これらを盗んだ犯人4人が逮捕されているとのことですが、2024年11月時点では起訴されていないそうです。


こちらが今回、イギリスにて盗まれたというスーパーカー/スポーツカーたち。

その台数は30台以上にも上るそうで、警察が2016年に多数の車両たちが盗まれてから地道に捜査を続けた結果、最終的にはタイの倉庫や自動車販売店にて発見され、その後全て回収されてイギリスに戻されたそうです。

イギリス警察の調べによると、犯人は巧妙な自動車盗難・金融詐欺集団によって行われたそうで、スーパーカー/スポーツカー/高級車30台以上が犯人によって盗まれたわけですが、車両が発見された後に男1人が拘留、さらに4人が逮捕されましたが、どうやら窃盗集団全員は捕まっていないとのこと。

上の画像でも確認できる通り、盗まれた車両にはランボルギーニ・ウラカンスパイダー (Lamborghini Huracan Spyder)や、BMW M4、日産GT-R R35、ポルシェ・ボクスター (Porsche Boxster)、ランドローバー・レンジローバー (Land Rover Range Rover)、フォード・マスタング (Ford Mustang)などもあり、被害総額にして650万ポンド(日本円に換算して約13億円)にも上るそうです。

一体なぜイギリスにて盗まれた車両がタイに輸送されたのか・

国家自動車犯罪情報局(NaVCIS)によると、今回回収された車両たちは、2016年~2017年にかけてイギリス全土の高級レンタカーサービスやディーラーから盗まれたものだそうで、そもそもイギリスが標的となった理由は、「タイの道路を走る車と同様に、”右ハンドル仕様”だったから」だそう。

これらの車両は、窃盗集団及び金融詐欺組織によって盗まれたとされ、その後航空便と船便でタイに送られ、自動車販売店にて展示されてものもあれば、犯罪集団の各市倉庫にて保管されていたことも判明しています。

ちなみに、今回盗まれた車両たちが発見されたきっかけとしては、イギリスにて2番目に出入りの激しい港で、年間約82万台もの自動車を輸送するサウサンプトンのコンテナを警察が検査したところ、今回の盗難リストに入っていたメルセデスベンツ4台が発見されたため、そこからタイでの本格的な捜査が始まったそうです。

盗まれた車両はオーナーたちに戻ってきたものの、なかには傷だらけの車両もあるようだ

今回の事件について、NaVCISの責任者であるシャロン・ノートン氏はメディアに対して、「これらの車両の多くは、航空貨物でバンコクに輸送されたことが判明した」と述べており、加えて「1週間以内に、これらの車両の一部はディーラーを通じて不正に入手され、すでに輸送中だった」とコメント。

警察によれば、この計画をさらに儲けやすく、さらに不正なものにするために、車両はタイに到着した際に意図的に過小評価され、到着時にはるかに低い物品税を支払ったことも明らかに。

イギリス警察とタイ警察の合同捜査により、車両はイギリスに回収され、本来のオーナーのもとへと戻されましたが、残念なことにいくつかの車両には傷がついていたそうで、こうしたキズやトラブルなどについては、今後警察含めて被害者がどのように対応していくのかは明らかになっていないようです。

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