フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴは2025年春頃に発売予定と報道→販売店には未だ情報が下りておらず、そもそもスケジュールも不明のようだ

ダイハツ新型ムーヴは、本当に2025年春頃に発売されるかもわからない状態のようだ

当初の計画では、2023年7月に発表・発売予定だった、ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ (Daihatsu New Move)。

ムーヴ/ムーヴカスタムのカテゴリ分けを廃止し、更に後席ドアを横開きのヒンジ式から、まさかのスライドドアに変更することで実用性を向上させ、ダイハツとしても軽自動車市場を勝ち抜くために大胆な変更を行ってきました。

しかしながら、こうしたサプライズや努力も虚しく、2023年12月に大規模不正による問題で全車種販売・製造・出荷・登録停止となった関係で、次期ムーヴの販売は大幅に遅れることとなりました。


そもそも販売店側にも新型ムーヴに関する情報は下りていない模様

via:Twitter

新型ムーヴに関しては、度重なる延期により、今のところ2025年春頃に発表・発売予定と報道されていますが、当初の計画からだと1年10か月ほど遅れてのデビュー?ということになるものの、そもそもこの情報は「ダイハツ公式」が発表したものではなく、国内メディア・日刊自動車新聞・電子版の報道より明らかになった情報です。

そのため、必ずしも次期ムーヴが2025年春頃に発売されるとは言い切れないのが現状で、最近だとトヨタの型式指定における不正問題も影響しているため、もしかするとダイハツにも影響するのでは?との見方もあるようです。

ちなみに、私がいつもお世話になっているダイハツディーラーの情報によると、2024年11月初旬時点で「メーカーからは次期ムーヴに関する情報は下りてきていない」とのことで、そもそも2025年春頃に発売されるといった情報含め、具体的なスケジュール自体も展開・共有されていないとのことから、販売店側もかなり困惑している状態なのだそう。

直近で一部改良が入るモデルは、既に販売店にも情報が展開されている模様

なお、ダイハツの今後のラインナップモデルを対象とした一部改良時期は以下の通りですが、そのほとんどが法規対応に準拠するための改良がメイン。

やはりロッキーやタフト、トールといったモデルは早期的にも受注受付け → 納車を進めたいとの思いがあるようです。

ロッキー:2024年11月5日予定

アトレー/ハイゼット・カーゴ:2024年11月5日予定

タフト:2024年11月21日

トール:2024年12月9日

コペン:2024年12月20日

ところで、どうしてダイハツは2023年7月に次期ムーヴを発売したかったの?

via:Twitter

これは前回のブログでもお伝えした内容なのですが、そもそもダイハツが次期ムーヴを2023年7月に発売したかった理由には、法規制対応の一環でもあるサイバーセキュリティ法が絡んでいたから。

今となっては大規模不正問題により、2023年7月の発売どころか、ダイハツが車を売ること自体が難しいのではないかと?というレベルにまでなっていましたが(あくまでも当時の話ですが…)、当初の計画では2023年7月に発売することで、2026年5月までサイバーセキュリティ法の対応を見送れる予定だったものの、度重なる不正問題により発売時期がどんどんと遅れてしまったため、この規制に適用したモデルに仕上げなければならなくなったわけですね。

そうなると一番心配になるのが、当初計画されていた以下の価格帯から、サイバーセキュリティ法を適用させることで、どれだけ値上げするのか?ということ。

【(2024年)新型ムーヴのグレード別予想価格一覧】

[自然吸気系]

◇L:[2WD]1,292,500円/[4WD]1,416,700円

◇X:[2WD]1,419,000円/[4WD]1,543,200円

◇G:[2WD]1,633,500円/[4WD]1,757,700円


[ターボ系]

◇RS:[2WD]1,809,500円/[4WD]1,933,700万円

2ページ目:サイバーセキュリティ法を適用した身近なモデルにデリカミニがあるが、一部改良でどれだけ値上げした?

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