三菱の新型デリカミニの内外装の完成度は競合モデルよりも高い?一線を画すデザインだが勿体ない点も…内装もまだまだ伸びしろは有りそうだ
三菱の新型デリカミニは、まだまだ伸びしろのあるモデルだと思っている
2023年6月に私に納車されて17か月(1年5か月)以上が経過した、三菱の新型デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini) T Premium[2WD]。
本モデルもそろそろ売却の時期が近づいてきているため、改めて魅力的に感じる部分に加えて、「ここはもう少し頑張ってほしい」と思う部分をいくつか紹介していきたいと思います。
私にとって初めての三菱の軽自動車ではありますが、まさかここまで完成度の高いものだとは思わなかったですし、まだまだ伸びしろのあるモデルになりそうですから、そういった期待を込めてのインプレッションをしていきたいと思います。
やはりデリカミニのデザインは、他の軽自動車と一線を画している
まずはデリカミニのエクステリアデザインについて。
特にフロントマスクが最も評価が高いと思っていて、これだけ競争力が高く、それでいて装備面はどんどん豪華になっていき、総額も300万円近くまで跳ね上がって購入しづらくなっている軽自動車市場ですが、そのなかで「デザインだけで購入したくなる」と思わせるような顔つきに仕上げたことはお見事。
ヘッドライト意匠だけを見たら「ランドローバー・ディフェンダーのパクリ」と揶揄されても不思議ではないのですが、三菱らしいダイナミックシールドグリルに加て、スタイリング含めて無骨に見せたバンパーやグリルパターンが功を奏して、結果的に「三菱の象徴的なモデル」として高く評価されているんですよね。
この点は「本当に上手く考えたよなぁ~」と思う所ですし、何よりもこのモデルのイメージキャラクターとなる「デリ丸。」を考えたデザイナーさんも高く評価されるべきだと思うところ。
デリカミニとしてのイメージだけでなく、「デリカミニを購入すれば等身大のデリ丸。が付いてくる」ことに加えて、後だしでコンパクトサイズの「てのりデリ丸。/だっこデリ丸。」や、色違いのデリ丸。を販売するなど、デリカミニが色あせない商売を継続できているところに、三菱の本気度が伝わってくるところ。
販売店の利益を底上げできるであろう「LEDデイライトキット」も販売すればさらに良かった
ただその一方で、「三菱は勿体ないことしてるよなぁ・・・」と思うのが、U字型LEDはデイライトではなくポジションランプになるため、日中は点灯しないために個性が薄れてしまうということ。
せっかくこれだけ魅力あるデザインで、個性的なU字型LEDを採用したんですから、三菱のディーラーオプションとしてLEDデイライトキットの販売や、LEDデイライト&反転式のLEDウィンカーを販売すれば、更に販売店としての売上も伸びるのでは?とも思うんですよね。
既に50,000台近く売れているデリカミニですが、仮にデイライトキットが本体代だけで5,000円ほどだったとしたら、約10,000台分の売り上げだったとしても5,000万円分に相当するわけですから、三菱は是非とも今後の検討要素にしてほしいところ。