【速報!】ホンダ新型シビックRSが「発売2か月」で年間生産計画に到達するため受注停止に→受注再開のタイミングで価格改訂(値上げ)するようだ
シビックRSの受注に偏っており、納期も極端に延びているようだ
2024年9月に発売されて2か月しか経過していない、マイナーチェンジ版・ホンダ新型シビック (Honda New Civic, FL)。
今回のマイナーチェンジでは、ガソリンモデルのFL1がCVTのみの設定となり、新グレードとしてシビックRSが追加されて6速MTのみの設定になりました。
さらにハイブリッドモデルのFL4型シビック e:HEVは、2グレード展開となり、パノラミックサンルーフが追加されたわけですが、早くもハイパフォーマンスモデルのシビックRSが受注停止になることがホンダディーラーでの取材で明らかとなりました。
既に納期は約10か月!年間の生産計画台数に到達する見込み
こちらが、2024年9月に発売されたばかりとなる新型シビックRS。
ホンダ公式プレスリリースによると、2024年10月20日時点で目標月販台数500台に対し、約6倍となる約3,000台に到達し、更にその内の約7割となる約2,000台がシビックRSを選択されているとのこと。
おまけにシビックRSの客層の多くが「20代の若者」というのも驚きで、改めてシビックRSの注目度の高さが伺えるところ。
シビックタイプR (FL5)でも発売から4か月で受注停止がアナウンスされたが、シビックRSは更に早いタイミングでのアナウンス
そんなシビックRSですが、2024年11月中旬時点での納期が「10か月」近くにまで伸びており、早くとも同月下旬までには「2025年9月生産分に到達する見込み」とのことで、近日中に現行モデルの新規受注・オーダー受付けを終了するとのことです。
これは既に、メーカーからホンダディーラーに通達・案内が来ているとのことですが、まさか発売から僅か2か月程度で受注停止のアナウンスが到来するとは…
ちなみにシビックタイプR (New Civic Type R, FL5)は、2022年9月に発売されて4か月後となる2023年1月に受注停止がアナウンスされたので、受注台数が全く異なるとはいえ、シビックRSの受注停止アナウンスは思った以上に早かったですね。
2026年モデルのシビックRSは価格改訂(という名の値上げ)を予定している
なお、2026年モデルのシビックRSに関しては、現時点で大幅な改良・変更の計画はないものの、価格改訂という名の値上げが実施される予定とのこと。
現行モデルの車両本体価格が4,198,700円(税込み)になるため、2026年モデルとして受注再開されるであろう2025年夏以降には、もしかすると約430万円以上になるのでは?と推測。
そう考えると、シビックRSが発売された当初は「金額が高過ぎる」「シビックタイプR (FL5)と約80万円しか違わない」と買わない勢が不満を漏らしていましたが、この価格設定はいずれも「バーゲンプライスだった」と思える日が来るかもしれません。
今の新車価格を維持することは決して容易ではない
それだけスポーツカーの価格帯・コストを維持することは難しく、その背景には排ガスや騒音規制といった様々な問題・試験をクリアして市販化できるわけですから、現在市販化されているスポーツカーの価格帯は、各自動車メーカーの努力によって実現できた結晶だと思うんですね。
スポーツカーの価格帯が年々高騰しているのも、従来のコンパクトカーやミニバン、SUVと違って「台数の出ないニッチな市場」になるため、開発費やコストを回収するだけでなく、年次改良などのモデルを作っていくためには、それだけ負担が大きくのしかかってくることを理解しなければならないと思うんですね(じゃないとメーカーはスポーツカーの販売を継続できない)。
ちなみにシビック (CVT)やシビック e:HEVに関しては、特に長納期化しておらず受注も継続しているためご心配なく。