フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーが2026年に発売との噂。今でさえ快適性を損なうクーペSUVなのに、更にスタイリッシュなクーペスタイルに?
元ハリアーオーナーとしては、今回の噂はいつも通りの妄想記事で終ってほしいところだが…
2020年6月に4代目としてフルモデルチェンジを果たした、トヨタ現行ハリアー (Toyota New Harrier, 80系)。
先代60系より更にクーペライクなSUVへと変化したことで、スポーティな見た目にアップデートされ、商品力も更に向上したわけですが、どうやら本モデルが2026年に5代目としてフルモデルチェンジを果たし、更にクーペライクでスポーティなモデルになるとの噂が浮上しています。
パワートレイン含めて、どのような仕様になるのか?早速チェックしていきましょう。
新世代エンジンにハイブリッド(HEV)、そしてPHEVの2本立てになる?

国内自動車情報誌ベストカーさんの報道によると、次期5代目ハリアーでは、トヨタの新世代パワートレインが搭載される予定とのことですが、具体的には排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジン+ハイブリッド(HEV)と、プラグインハイブリッド(PHEV)の2本立てになるとのこと。
この背景には、2024年5月28日のマルチパスウェイワークショップにて、トヨタが次世代エンジンとなる排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンと、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンがラインナップされるそうで、加えてベストカーさんは、現行のHEVモデルにて採用されている2.5Lダイナミックフォースエンジンの置き換えとして、1.5Lターボエンジンがメインになると推測しているようです。
ダウンサイジングターボ化によって、更に全高も低くなってクーペ化される?
もちろん、現時点でこの情報が必ずも正しいとは言い切れず、これまで通りの妄想記事に留まる可能性もありますが、ベストカーさんの推測では、ダウンサイジングターボ化することにより体積を小さくするだけでなく、全高も低くなることでBEV用プラットフォームのフロントセクションに置けるというメリットもあるとのこと。
あとは、コンパクトなエンジンを搭載することでフロントフード位置を低くすることができ、かつ空力特性の高いスポーティでクーペライクなスタイリングを採用できるとのことですが、ただでさえ現行ハリアーがクーペライクなSUVになったことで車内が狭く感じるのに、ここから更にクーペ化することで、より一層車内を狭くするのは実用面においても不向き。
「クーペ化=商品力向上」というわけではない
何でもかんでもクーペ化すれば「売れる」と考えているのかもしれないですが、SUVが売れる背景には「リセール」や「スタイリングのカッコ良さ」、「最低地上高が高めになることで実用性が高くなる」といったメリットがあるものの、一方でモデルによっては「後席の狭さ」や「天井の低さ」などがデメリットとして挙げられます。
今回のように、ベストカーさんが報道する「より車高を低くしたクーペライクなSUV」ともなれば、リアハッチにかけてルーフラインが更に際どくなり、天井が更に低くなって後席の居住性が悪化、更には狭くなることも懸念されるわけですから、使い勝手としては確実に悪化すると思うんですね。
ただでさえ現行モデルでもクーペ化されたことで若干使い勝手が悪いのに、更にクーペ化することで使い勝手を悪くするのであれば、せっかくSUVのメリットでもある使い勝手の良さが失われてしまうわけですし、ハリアーがSUVというカテゴリーからどんどん的外れなモデルになるのでは?という危険性も。
現時点では具体的なボディサイズやスペックなどは公開されていませんが、昨今の新車・新型車のほとんどが肥大化している流れを考えると、おそらく次期ハリアーも肥大化する可能性は高そう。