そんなに売れてないのか…?北米レクサスがRZ300e/RZ450eを一部改良するも約170万円の値下げに!2024年11月15日時点での最新工場出荷目途では6割以上が受注停止

2024-11-19

前モデルよりも約17万円も値下げしないと売れないのか…

レクサスとして2番目のピュアEVクロスオーバーとなるRZシリーズ。

日本だとRZ450e/RZ300eの2種類が展開されていますが、アメリカ市場では各モデルにて複数のグレードが展開されています。

そして今回、2025年モデルとなる一部改良版が一足早く発表・発売されたわけですが、ほとんど売れていないからなのか、エントリーグレードが11,200ドル(日本円に換算して約170万円)も値下げされ、兄弟車種となるトヨタbZ4Xよりも490ドル安価になっていることが明らかになりました。


実はエントリーグレードでも十分豪華なRZ300e

こちらが今回発表された、2025年モデルのアメリカ市場向け新型RZ。

今回の一部改良では、内外装デザインの変更は特に無いものの、エントリーグレードRZ300eでもLEDヘッドライトや雨滴感知ワイパー、切削光輝+ブラックのデュアルトーン仕上げとなる18インチアルミホイールが標準装備されています。

更に内装においては、運転席のみ10way式電動パワーシートが標準装備され、シートヒーター付きのNuLexuシート表皮を採用。

ステアリング調整は、チルト&テレスコピックの電動パワー調整が可能で、左右独立の温度調整エアコン、14インチディスプレイオーディオ、置くだけ充電、そして10スピーカー付きプレミアムオーディオシステムが全て標準装備となっています。

予防安全装備・ドライビングサポートにおいてはLexus Safety Sense+3.0が標準装備され、アダプティブクルーズコントロール[ACC]やレーントレーシングアシスト[LTA]、ステアリングアシスト付きレーンデパーチャーアラート[LDA]、ロードサインアシスト[RSA]、歩行者検知機能付きプリコリジョンシステム、後方交差交通アラート付きブラインドスポットモニターなども全て搭載されています。

これだけ充実した装備でありながら、エントリーグレードがトヨタbZ4Xよりも安価なのは魅力的なのですが、やはりピュアEVという立ち位置なのか魅力を半減させているのかも?

ピュアEV&航続距離が450km以下というのも魅力が薄れる要因?

パワートレインは、RZ300eの場合だと72.8kWhのバッテリーパックが搭載されることで、フロントモーターのシステム出力204ps/システムトルク265Nmを発揮、0-96km/hの加速時間は7.4秒、最高時速は159km/hまで、航続可能距離はEPAモードにて428kmとなっています。

一方で、四輪駆動[AWD]を設定する上位グレードRZ450eは、71.4kWhのバッテリーパックを搭載し、システム総出力312psを発揮するデュアルモーターが採用され、0-96km/hの加速時間は5.0秒、航続可能距離は354kmとかなり短い距離になります。

2025年モデル・新型RZシリーズのグレード別価格帯は?

最後に、2025年モデルの新型RZ300e/RZ450eのグレード別価格帯をチェックしていきましょう。

【(2025年)アメリカ市場向け・新型RZシリーズのグレード別価格帯一覧】

[RZ300e]

◇RZ300e:[2WD]43,975ドル(日本円に換算して約679万円)

◇RZ300e Premium×18インチアルミホイール付:[2WD]48,175ドル(日本円に換算して約744万円)

◇RZ300e Premium×20インチアルミホイール付:[2WD]49,415ドル(日本円に換算して約763万円)

◇RZ300e Luxury:[2WD]53,905ドル(日本円に換算して約832万円)


[RZ450e]

◇RZ450e:[2WD]48,675ドル(日本円に換算して約751万円)

◇RZ450e Premium×18インチアルミホイール付:[2WD]52,875ドル(日本円に換算して約816万円)

◇RZ450e Premium×20インチアルミホイール付:[2WD]54,115ドル(日本円に換算して約835万円)

◇RZ450e Luxury:[2WD]58,605ドル(日本円に換算して約905万円)

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