トヨタ副社長が「次期セリカも次期86も作ります」と明言!発売時期も近い可能性?なおセリカの商標については2024年11月に再登録したばかり

遂にトヨタ副社長が口頭で「次期セリカ/86を出す」と明言

2024年11月23日、愛知県と岐阜県にて開催されているラリージャパン2024にて、豊田スタジアムにおけるステージイベントにおいて、豊田章男 会長らが「次期セリカ/次期86」についてコメントし大きな話題となっています。

国内自動車情報誌ベストカーさんが、実際にトヨタの執行役員にコメントを求めたところ、トヨタ副社長で商品担当でもある中嶋裕樹 氏が「次期セリカ、やります」と回答し、加えて「次期86も出します」と明言したとのこと。

おそらく次期セリカに関しては、現在のトヨタのスポーツモデルであるGR86とGRスープラの間に入る価格帯だと思われますが、果たしてどのような仕様で登場するのかも注目です。


現時点では量産モデルなのか、コンセプトモデルなのか、はたまたサーキット/WRC専用なのかは不明

ちなみにこのコメントは、ベストカーさんの編集担当取締役である本郷仁 氏が、トヨタに対して「(次期)セリカ、出るんですか?」という、ラリーとは関係のない質問から始まったもので、それに対してトヨタ側は困惑しながらも「(次期)セリカ、出します」と回答したことが主なきっかけとなっています。

ただ、中嶋副社長は加えて「正直、いまは影も形もありません」と回答していることから、本格的な市販化に向けては明言を避けているものの、おそらく社内ではある程度形になって評価なども進められている可能性があり、その流れもあって「次期セリカ、出します」と明言したのではないか?と推測。

しかしその一方で、この次期セリカが量産モデルとなるのか、コンセプトカーとして登場するのか、はたまたレーシングカー/WRCカーとして登場するかまでの具体的な明言は避けているため、そういった意味で「発売します」ではなく「(次期)セリカ、出します」と回答したのかもしれません。

本当かどうかはわからないが「来年かもしれませんし」のコメントが気になる

本当に姿も形も無い場合、将来的にどのタイミングで市販化できるかもわからないですし(1年や2年で完成するものではない)、その頃には排ガス規制や騒音規制が更に厳しくなっているでしょうから、根本的な構想やプラットフォームなどの見直しなど、私たちが想像する以上の時間や労力がかかると思うんですね。

ただこうしたやり取りのなかで、中嶋副社長が「いつ出すとは言ってませんから、来年かもしれませんし」とコメントしているのを見ると、やはり根本的な形・デザインやパワートレインなども出来上がっていて、あとは安全性能や耐久性、信頼性といった最終的な評価にまで到達しているのかもしれませんね。

遂にスバル製ではな自社開発エンジン?!次期GR86も登場するようだ!

そしてこちらも注目なのが、次期86の存在について。

現時点ではスバルとの共同開発により、水平対向4気筒自然吸気エンジンを搭載する後輪駆動[FR]ベースの2ドアスポーツクーペとなっていますが、次期86についてもベストカーさんはトヨタに対して質問を投げています。

この質問に対して、スーパー耐久シリーズにおいてORC ROOKIE RacingにGR86で参戦中野大嶋和也 選手(兼監督)によれば、「次期GR86や搭載エンジンについては、サーキット中心に色々とやっている」とのことから、こちらも口頭ではありながらも開発に着手していることを明らかに。

そして気になるエンジンですが、これはやはりトヨタとしても「自社開発エンジン」が理想的であるとして、既にトヨタが発表している排気量1.5L/2.0Lの直列4気筒エンジンに加えて、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンがスポーツモデルの主力エンジンとなる可能性が高いとのこと。

そうなると、V型6気筒ツインターボ並みの最高出力400hp以上を発揮することも可能になるとのことですが、そもそも次期セリカや次期86は、ノンハイブリッドエンジンを採用してくるのか、はたまた新開発のハイブリッドもしくはマイルドハイブリッドを採用してくるのかは不明ながらも、これまでのトヨタ関係者のコメントを見ていく限りだと「ピュアEV(100%電気自動車)」という線は薄いと考えた方が良いのかもしれませんね。

2ページ目:タイミング良すぎ?トヨタは2024年11月に「CELICA (セリカ)」の商標を出願していた!