ホンダ新型N-BOX Custom (JF5)での降雪時インプレッション!「雪下ろしは意外と楽で快適」「サイドミラーヒーターやステアリングヒーター無しはキツイ」等

やっぱり雪国住まいからすると、N-BOXは色々と気になるポイントも出てくる

2023年10月に納車されて1年3か月以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOXカスタム・ターボ (Honda New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]。

前回のブログでは、3シーズン目を迎えたスタッドレスタイヤ・アイスナビ8のインプレッションに加え、雪道走行時に高確率で遭遇する車両などを紹介しました。

今回は、降雪エリアだからこそ起きる問題や「あるある」な出来事、そして降雪エリアにこそ必要と感じる装備などもインプレッションしていきたいと思います。


N-BOXの雪下ろしは意外と簡単

まずはN-BOXの雪下ろしについて。

毎回冬のシーズンは、外出前に駐車場の除雪に加え、車体に載っかった大量の雪を落とすルーティン作業があるわけですが(そのため外出は普段よりも1時間ほど早めにしている)、N-BOXの雪下ろしは比較的楽な方。

っというのも、角ばったスタイルの関係上、ルーフからフロントガラスにかけての角度が急なので、ルーフの雪を下ろすと同時にフロントウィンドウ周りやフロントボンネットの雪もまとまった落ちていくので、スノーブラシでのアプローチの頻度が必要最小限でスピーディなんですね(雪がまとまって落ちていくときの快感は言葉では表現しにくいものがある)。

あと、軽自動車の場合はフロントフードボンネットの面積が小さい関係で、軽くスノーブラシで雪をプッシュするだけで、まとめて雪が落ちるのもグッド。

車体から落ちた雪を除雪するときも注意

続いて、車に載っていた雪が車体周りに落ちると、上の画像のように車が埋もれるような形になるのですが、その際にスコップで雪を除雪するとなると、誤ってボディやホイールにスコップが当たって傷の原因になるので、なるだけ距離感を把握しておくことも需要。

特にN-BOX Customの場合は、フロントロアバンパーの位置が思った以上に低いので、思いっきりスコップで掘り起こそうとすると、目測を誤ってバンパーにスコップがヒットしてしまうこともあるので結構気を使うんですね。

これがSUVなどのように車高の高い車になると、バンパーに当たる確率は低いのですが、その一方で背高い車なので雪下ろしが大変な場合もあります(特にランクル300やLX600に雪が積もったら大変だと思います)。

雪かき後の運転で欲するのはステアリングヒーターの暖かみ

そして個人的に、冬場に必要と感じるのがステアリングヒーター。

出発前の除雪作業で手がしもやけになったり、冷えてかじかんでしまうため、そういったときにステアリングヒーターの暖かみがあると「ナニコレ神!」と思ってしまうんですね。

しかしながら、N-BOXにはステアリングヒーターが備わっていない関係で、走行中は冷たいステアリングを握って運転すると、手がかじかんで力が入りづらいため、ある意味で運転するのも危険に感じることも。

そう考えると、ステアリングヒーターが備わっているスズキ・スペーシア (Suzuki Spacia)や三菱デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini)は、安全性の観点から見ても魅力的なモデルだと思っています。

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