予想落札価格は1億円超えか?スバル・インプレッサ22B STiのレストモッド&世界限定25台となる幻のプロドライブP25が競売に出品へ

おそらく市場には出回らないと予想されたP25が早くも競売に登場!

2022年6月、イギリスのチューニングショップのプロドライブ (Prodrive)が、スバル・インプレッサ22B STi (Subaru Impreza 22B STi)をベースにしたレストモッドモデルの新型P25を発表・発売しました。

元々インプレッサ22B STiの生産台数が日本限定400台と非常に少なく、現在はネオクラシックカーとして高い注目を集め、中古車市場やオークション相場で2,000万円を超える個体が増えてきましたが、プロドライブが手掛けたP25は「インプレッサ22B STi」をベースにしている関係で、世界限定25台のみの販売でした。

当時の日本での新車販売価格は約8,850万円ととんでもない価格設定でしたが、25台全て完売し、おそらく中古車市場やオークション市場には出品されないのでは?と予想されていましたが、思いのほか早くオークション市場にて出品されています。


ロットナンバー「010」のP25が競売に登場

こちらが今回、Bonhams Carsオークションにて出品されているプロドライブP25。

シリアルナンバーは「010」で、元オーナーはイギリス在住のコレクターだったことが判明しています。

オークション終了日は2025年2月21日の20時を予定していますが、2025年2月17日時点での入札件数は僅か1件のみ。

ちなみに入札額としては250,000ポンド(日本円に換算して約4,770万円)なので、これから更に高騰すると予想されますが、果たしてどれだけのユーザーがP25を必要としているかは未知数。

P25のイメージカラーとは異なる唯一のシルバーカラー

ちなみに、こちらの車両の特徴としては以下の通り。

◆シルバーカラーの唯一のP25

◆アクラポビッチエキゾーストシステム

◆米国輸入資格

◆6速Xシフトボックス

◆助手席側ダッシュボード

◆ヘリカルギア

◆プロドライブ・スーパーライトウェイト・アップグレードパック

◆リアビューカメラ

◆VAT(先進視覚サポート)対象

こちらはサイドビュー。

オークション情報によると、本モデルの走行距離は僅か190マイル(306km)しか走られていないそうで、おそらくレストモッドにしてからは全く走られていないのでは?とのこと。

ボディカラーも極めて珍しいシルバーカラー(厳密にはソーラーシルバー)ですが、元々P25のイメージカラーがブルーだったことを考えると、おそらく25台のなかで唯一のシルバーだと考えられます。

専用装備でパフォーマンスも大幅に向上

ボディサイズは、インプレッサ22B STiとほぼ同じ全長4,365mm×全幅1,770mm×全高1,390mm。

足回りについては、調整可能なダンパーを備えたアップグレード版マクファーソンストラットサスペンションをインストールし、スプリングとスウェイバーも最適化。

この他、ブレーキ関連やタイヤホイールについては以下の通り。

★フロントブレーキ:380mmベントディスク、6つのピストンキャリパー

★リアブレーキ:350mmベントディスク、4つのピストンキャリパー

★アルミホイール:ブリヂストン製8.5j×19インチ

★タイヤ:ブリヂストン製ポテンザ235/35/R19インチタイヤ

EJ25型エンジン搭載で最高出力400hpを発揮

こちらはエンジンルーム。

パワートレインは、排気量2.5L EJ25型水平対向4気筒ターボエンジン+可変カムタイミング+アンチラグ付きギャレットモータースポーツターボ+アクティブサイレンサーバイパスを備えたアクラポビッチレーシングエキゾーストを搭載。

これにより、最高出力400hp/最大トルク600Nmを発揮し、トランスミッションはパドルシフター付き6速シーケンシャルギアボックスを搭載します。

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